雑損控除:対象になる資産の範囲とは

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所有者の確認も。

雑損控除

災害により住宅や家財などに損害を受けたときは、

・所得税法に規定する雑損控除

・災害減免法に規定する税金の軽減免除

このどちらか有利な方を選択して、所得税の軽減または免除を受けられる場合があります。

今回はこのうち、所得税法に規定する雑損控除の対象となる資産の範囲について、まとめてみています。

対象になる資産の範囲

所得税法に規定する雑損控除の対象となる資産は、生活用資産とされ、次のような【生活に通常必要でない資産】及び【被災事業用資産】は、その対象から除かれています。

【生活に通常必要でない資産】

・競走馬そのた射こう的行為の手段となる動産

・通常自己及び自己と生計を一にする親族が居住の用に供しない家屋で主として趣味、娯楽、保養又は鑑賞の目的で所有する資産

・生活の用に供する動産で1個又は1組の価額が30万円を超えるもの(例:貴石、半貴石、貴金属、真珠及びこれらの製品、べっこう、さんご、こはく、象牙並びに七宝製品、書画、こっとう及び美術工芸品)

【被災事業用資産】

・棚卸資産

・事業の用に供する固定資産

・繰延資産のうち必要経費に算入されていない部分

・山林

原則として、対象になる資産は「生活に通常必要な資産」であり、事業用資産は除かれる(事業用資産の損失は、事業所得等の計算上必要経費に算入します)と押さえておくといいでしょう。

所有者の確認も

加えて、こういったことも要件になっていますので合わせて確認してみておくといいでしょう。

それが、所有者の要件。

所有者が次のいずれかであることも、合わせて押さえておきましょう。

・居住者

・その年分の総所得金額等が基礎控除(38万円)以下で、その居住者と生計を一にする配偶者その他の親族

自分が所有しているものだけでなく、生計を一にする親族が所有しているものも対象になりますので、少し注意してみておくといいかもしれません。

まとめ

雑損控除。

対象になる資産の範囲とは。

雑損控除を受けるためには、確定申告書に記載しての申告が必要です。

2018(平成30)年7月豪雨では、岡山県でも多くの被害がありました。

この記事が何かのお役に立てれば幸いです。

 

 

◉編集後記◉

終日事務所内。夕方に子供たちのプールへ。長男は3月末で退会です。ちょっと寂しい。


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