会社が支払った保険料:全部が損金にならない場合もある

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会社(法人)が契約する保険についての話です。

損金にならない

会社の事業に係るお金を支払ったら、それは経費となり、その経費は、売上(収入)から引いてもらうことができます。

ただここで、税金の計算上、経費にならないものがあるということは、忘れてはいけません。

これが損金にならない経費。

見た目は経費ですが、税務署的にそれはちょっと…というものです。

今回はそんな、損金にならない経費の代表とも言える会社が支払った保険料についての話です。

MEMO
損金にならない経費には、タイミング的にならないものと永久にならないものがあります。今回の会社が支払った保険料については、タイミング的にならないものを指して、損金にならない経費と表現しています。

保険料と保険積立金・前払保険料

会社が契約者となって契約する保険。

この保険にも、その種類と契約内容によっては、前述した損金になる経費・ならない経費があります。

支払った期間が長ければ長いほど、解約時に戻ってくるお金が多くなる「養老保険」と言われるような保険商品がそのひとつ。

こういった保険については、支払った保険料について

・保険料(損金になる)

・保険積立金(損金にならない・貯金と同じ)

といった区分をしておかなければいけません。

また、保険期間が長く、中途解約してもある程度の返金が見込まれるような保険商品の場合、その支払った保険料は、

・保険料(損金になる)

・前払保険料(損金にならない・前払金と同じ)

と区分します。

会社が支払った保険料については、従前からそういった取り扱いをすることとされてきました。

新たな取り扱いが

さらに、いわゆる行き過ぎた節税保険商品については、新たな取り扱いがされる動きがあります。

「法人税基本通達の制定について」(法令解釈通達)ほか1件の一部改正(案)(定期保険及び第三分野保険に係る保険料の取扱い)等に対する意見公募手続の実施について

ざっくり言うと、今まであったきまりを見直し、細かいきまりを無くして、もっと広く、不公平感が出ないように取り扱いを変えましょうという動き。

これによって、現在(2019/04/25)ある有利な保険商品は、相当数無くなってしまうと言われています。

まとめ

会社が支払った保険料。

全部が損金にならない場合もある。

会社が支払った保険料については、まずは、損金になる・ならないを押さえ、さらにその区分について認識しておく必要があります。

また、行き過ぎた節税保険商品への今後の動き。

これについても、注視しておかなければいけません。

◉編集後記◉

終日雨な一日。さてさて平成も残すところあと何日だ。


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