個人事業主の経費:盲点かも?家事按分の比率を検証する方法

69209537-C85B-4FD2-988B-6608BF4F0B63個人事業主の場合、家事費のうち事業の経費にすべきものがあります。その時使用するのが家事按分の比率。今回は、この家事按分の比率のポイントとその検証方法についてです。

家事按分の比率を算出する方法

家事按分の比率の算出根拠は、主には次の3つです。

1.面積按分

自宅兼事業所になっている場合など、全体のうち事業所として使用している部分の使用面積を根拠に按分の比率を算出する方法です。

2.時間按分

就業時間や営業日数など、使用頻度を根拠に按分の比率を算出する方法です。

3.人数按分

従業員と家族がいる場合、事業に従事している使用人数を根拠に按分の比率を算出する方法です。

絶対にはずせないポイント

それは算出根拠です。

この家事按分の比率については、税務調査時に説明を求められることがあります。きちんと主張・説明ができる算出根拠を、持っておかなければいけません。

さらに、その算出根拠を口頭だけでなく、書類で説明できる資料を用意しておくといいですね。

例えば、面積按分なら見取り図など、時間按分なら営業日報など、人数按分なら勤務実績表などがあるとよいと思います。

盲点かもしれない検証方法とは

この家事按分ですが、家事按分の比率ばかり気にしていませんか?

例えば、自宅である賃貸マンションを事業所として使用している場合、月々の家賃が10万円で、面積按分の比率が20%なら

100,000円×20%=20,000円→事業の経費に

という計算になります。ここでさらに、こんな検証を入れてみましょう。

20,000円って事業所の家賃としてどうなの

すると、その家事按分の比率の算出根拠が強いか弱いかがわかります。

この規模の事業所を他の所で借りるなら、20,000円だったら自分は出せる。借りてもいい。相場かな。という視点で考えてみてください。

家事按分の比率は何に使っているのかというと、事業の経費として妥当な金額を算出するために使っています。

比率だけでなく、算出された金額にも気を配っておきましょう。この視点は、他の経費の場合にも使えます。

まとめ

なるべく事業の経費にしたい!という気持ちは、私も個人事業主なので、すごくよくわかります。ただ、やはりその算出根拠が重要です。

「比率の算出方法」だけでなく「算出された金額」という視点でも、家事按分の比率を検証してみてください。その算出根拠をより強くすることができます。

事業の経費については、こんな記事「事業の経費になるかならないか:こんなものならなりやすいかも」もお役に立つかもしれません。

 

◉編集後記◉

秋ですね。かなり紅葉も始まってきていて、山たちがきれいです。

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