個人事業主の青色申告:65万と10万ちゃんとしないメリットはある?

スクリーンショット 2015-10-30 7.00.28個人事業主が青色申告をする場合、色々な特典があります。今回はその特典のひとつ、青色申告特別控除の65万円と10万円にスポットを当ててみたいと思います。

青色申告特別控除

個人事業主が青色申告をする場合の特典のひとつが「青色申告特別控除」収入から費用を差し引いた所得金額から、さらに青色申告特別控除を差し引いてもらえるというものです。

実はこの特典、2種類あるって知ってました?

それは、差し引いてもらえる金額の違い。65万と10万です。

(注)事業的規模でない(規模が小さい)不動産貸付業を営まれている方や最初から65万をあきらめて10万でいくという方もおられるので、話がややこしくなるのですが、今回は個人でお店(カフェやサロンや雑貨屋)や事業(建設業や製造業や専門サービス業)をしていて「所得税の青色申告承認申請書」を出してるよという方が、対象です。

65万と10万の違い

ざっくり言うと、ちゃんとしてたら65万ちゃんとしてないと10万です。

国税庁の申告の手引によると、65万のほうは「原則として正規の簿記の原則(一般には複式簿記)による記帳をしていること」10万のほうは「簡易帳簿による記帳をしていること」という要件が書かれています。

これではわかりにくいので、

65万のほうは「青色申告決算書の4ページ目の貸借対照表に、必要な数字を全部入れることができる状態」10万のほうは「一部しか入れることができない状態」とイメージしてください。

スクリーンショット 2015-10-30 6.50.57

ちゃんとしないメリットはあるか

ちゃんとしなくても10万円は引ける。

これにはメリットがあるのでしょうか?

必要な数字を全部入れることができる状態にするには、その数字をどうやって算出したか、根拠になる書類をたくさん揃えなければいけません。

たくさん揃える→少しだけ揃える

この→に55万円(65-10=55)の価値を感じたら、ちゃんとしないメリットはあるのかもしれません。

まとめ

65万と10万。前述のとおり、ちゃんとしないメリットはあるのかもしれません。でも私は、65万に対応することで、その金額の価値よりも、自分の事業の状況をより正確に知ることができる価値のほうが大きいと思います。

ただ、10万円の控除を選ぶことも否定はしません。どうしてもできない場合の救済策としては効果があります。自分に合った申告の方法を選択してみてくださいね。

青色申告と白色申告の違いは、こちらの記事「たとえるとこうなります:青色申告と白色申告の記帳の違い」が参考になるかもしれません。

 

◉編集後記◉

奇妙礼太郎参加の「天才バンド」
これは、かっちょええです。

こちらにも参加させてもらっています
にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ


にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ