税理士の選びかた

どんな税理士を選べばいいのか?

これについては

ここで語るまでもなく

すでに答えが出ています

それは

自分に合った税理士を選べばいい

この一点のみ

それで十分です

すべてにおいて完璧な税理士は

存在しません

世の中に多くの商品

サービスがあるように

税理士も多種多様

色々な税理士がいます

だから

実際に会ってみて

いいな

自分に合うな

と思った税理士を選べばいい

それが答えです

とはいえ

はじめからそれがわかれば

苦労はしません

自分に合った税理士を

選べばいいのだとしても

自分にどう合っているのか

わからないから困ります

そこでこの記事では

自分に合った税理士を選ぶ

そのヒントになりそうなことを

まとめてみています

では早速

本題に入るその前に

まずはひとつ

考えておかなければ

いけないことがあります

それは

税理士を選ぶ前に

自分に税理士が必要か?

ということ

そもそも

税金の計算や申告に

税理士は必須ではありません

自己申告が基本である

税金の計算や申告は

何も税理士がいなければ

できないというものではなく

自分でやってできるなら

やってしまえばいいのです

事実

最寄りの税務署で

確定申告を済ませた

という経験を持つ方は

多くいらっしゃるはずです

あれは

税務署でやるから

できるのではなく

自分でやるから

できるのです

税理士らしからぬ

発言になりますが

税金の計算や申告は

自分でやってできるなら

それが一番いいと考えています

税理士に求めるものが

税金の計算や申告だけならば

自分に税理士は

必ずしも必要ではないかもしれません

では

自分に税理士が必要になる

そのタイミングとはいつなのか

一般的には

・事業を個人から法人(会社)にするとき

・売上が増え消費税がかかるとき

・資金調達や融資の必要があるとき

・税金や給与の計算が複雑になりはじめたとき

といったようなことが

言われています

ただ

こういったことにも

決まりはありません

税理士が必要になるタイミングも

人それぞれ

自分に合ったタイミングで

かまいません

感覚的には

自分では手に負えなくなってきたかも…

と感じたときでしょうか

また

いきなり税理士を選ぶ

という選択肢しか

ない訳でもありません

税理士を選ぶ前に

地域の商工会議所や

商工会などを訪ね

まずはそちらで

お世話になってみる

というのも

とても良い選択です

さらには

こういった視点も大事です

例えば

体を鍛えようと

思ったとき

自分ならどうするでしょうか

そのやり方は

・自己流で

・インターネットの情報や書籍などを参考に

・チームに所属して

・一流のトレーナーをつけて

などなど様々です

でも

体を鍛えるために

すべての人が

一流のトレーナーを

つける必要はありません

どのくらい体を鍛えたいのか

目指すところによって

トレーニングの方法や

時間の使い方は変わります

どんな税理士を選ぶかは

自分が何を目指すかによっても

変わってくるということです

ここまでを整理すると

・自分に合った税理士を選べばいい

・まずは自分に税理士が必要か考える

・自分が何を目指すかによって税理士は変わる

といったことが

税理士を選ぶときの

前提にあるということがわかります

ここでやっと本題です

これらの前提をふまえたうえで

税理士選びの視点を

3つ提案してみます

提案【1】「強い・弱い」という視点

①経理に

②税金に

③調査に

④業界に

⑤インターネットに

⑥ソフトウェアに

⑦システム機器に

⑧特定の業種に

⑨海外取引に

⑩フリーランスに

⑪中小企業に

⑫大企業に

⑬金融商品に

⑭保険に

⑮仮想通貨に

⑯国際課税に

⑰相続に

⑱事業承継に

⑲節税スキームに

⑳銀行対応に

㉑補助金に

㉒資金調達に

強い・弱い

①の経理から③の調査までは

税理士なら通常ベースとして

持っているところです

ただし

②の税金については

種類によって

得手不得手があるでしょう

③の調査についても

経験の少なさから

多少の不安があるということが

あるかもしれません

その他にも

業界事情や事業規模

M&Aや資金調達などに

強いか・弱いか

これについては

強ければ強いほど良くて

弱いところがあるからダメ

というものではありません

かく言う私も

あえてやっていないこと

やらないようにしていること

があります

具体的には

⑬の金融商品や⑭の保険

⑮の仮想通貨や⑯の国際課税

などなど

できないものはできない

弱いところは弱いままで

あえて

やらないようにしている

そういった税理士もいますので

一度たずねてみると良いでしょう

提案【2】「実務経験」という視点

資格があれば

実務経験なんて必要ない

そういった見かたもあります

試験に合格し

資格があるということは

すでに一定レベルを

クリアした人になるからです

ただやはり

多くの書類や現場

事例に触れておくことは

大きなアドバンテージになります

実際に私は

実務経験(会計事務所勤務)を

15年積んでから独立しました

そのため

仕事をするうえで

知らない

見たことがない

見当もつかない

そういったことに

お目にかかることは

めったにありません

また

お金が絡むという特性上

どうしても出てくるのが

意見の食い違いや衝突です

場合によっては

緊張感のある現場になることもあり

慌てることなく対応するには

やはり場数がモノを言う

というのが実感です

どういった実務経験があるか

というのも

一度たずねてみるといいでしょう

ここで言う実務経験とは

何も会計事務所での

勤務経験だけではありません

他業種から転職して

税理士になったという方も

あまりない経験を

積んでいるという点で

すごく価値があります

その場合は

その経験に加えて

どういった経緯で

税理士になったのか

合わせて聞いてみると

面白いかもしれません

提案【3】「仕事のやり方」という視点

仕事のやり方も

税理士を選ぶ

大事なポイントです

税理士の仕事のやり方が

自分の仕事のやり方に

合っていない場合

やり取りに

ひと手間かかること

になるからです

例えば普段から

連絡は

メールもしくはチャットツール

打ち合わせは

オンライン

といった仕事のやり方を

されている方の場合

連絡は

電話のみ

書類は

FAXで

といった仕事のやり方を

している税理士には

対応ができないでしょう

こちらから

その税理士の仕事のやり方に

合わせていかなければいけません

ただでさえ

面倒なことを頼まれるのに

そこにもうひと手間かかる

自然に足が遠のきそうです

私の場合は

・電話もOKだけど基本はメールやチャットツールで

・FAXはそもそも持っていない

・資料はオンラインストレージかメールで

・年に一度はお会いしたいがそれ以外はオンラインでも◎

といったスタイルです

仕事のやり方で選ぶときは

自分の普段の仕事のやり方が

基本になります

税理士に

いかにストレスがない状態で

対応してもらえるかは

考えておきましょう

いかがだったでしょうか?

どんな税理士を選べばいいのか

の答えは

自分に合った税理士を選べばいい

この一点のみ

なのですが

そのためには

まずは自分が

何をしてほしいのか

どんな仕事のやり方に

ストレスを感じないのか

整理しておくとよいでしょう

また

自分が何を目指しているのか

によっても

自分に合った税理士は

変わってきます

誰かが言っていた

いい税理士が

自分にとっても

いい税理士とは

限りません

自分に合った

税理士選びの

参考になれば幸いです