書店に行っても消費税の節税に触れている本はほぼありません。
なぜなら、消費税は節税するのが難しい税目だと言われているからです。
消費税の基本的な計算方法は、
預かった消費税ー払った消費税=納める消費税です。
例えば、税込み880円で仕入れた商品を税込み1,100円で売ったとき
ここにかかる消費税は、仕入れた商品にかかる消費税(払った消費税)80円と売った商品にかかる消費税(預かった消費税)100円の2つです。
消費税の計算は、100円−80円=20円の納付。
この計算の積み重ねで、納付する期間の消費税額が決まってきます。
いたってシンプル。
これ以外の計算要素がないように見えます。
ただ実際には、
・課税か非課税かの判定
・非課税売上の考慮
・高額な資産への計算の縛り
などなど、複雑な計算要素が存在します。
また、
・申告のしかた
・特例適用のタイミング
・免税点
などでも、納付額は変わってきます。
確かに節税という点では、あまり考える余地のない税目かもしれません。
でも、届出ひとつで納付額が変わってしまう、税理士にとってはなかなかやっかいな税目なのです。
(注)執筆時点の商品・サービス・法令等に基づいて作成しています。具体的な事例に適用するには記事の内容と異なる場合がある可能性にご留意ください。
【編集後記】
暑いですが湿気がないせいか朝は少し爽やかです
夏休みの朝ってこんな感じだったなと