クイズのようで面白い:相続税の申告書作成時の誤りやすい事例集

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国税庁のHPに『相続税の申告書作成時の誤りやすい事例集』がアップされています。相続税の申告をするときに誤りやすい項目について事例形式で紹介したもので、クイズのようで面白いです。

事例形式はあまりなかった

今まで国税庁が公表している相続税関係の資料には、手引や記載例、チェックシートなどはありましたが、事例集というものはありませんでした。

今回は、事例集ということで具体的に事例を出してわかりやすく解説されています。

例えばこのように

私(国税花子)は、夫(国税一郎)の死亡後、夫が生前に支給を受ける予定であった
国民年金(未支給年金)を請求し、国民年金を受け取りました。

この受け取った国民年金が相続税の課税対象になるかどうかを問う事例なのですが、正解は・・・

課税対象にならない

年金の請求権は、遺族固有の権利(もらう人の権利)なので相続財産ではありませんというのが答えです。

内容は基本的なものばかりですが、クイズのようで面白いです。ちなみに私は全問正解でした(よかった〜^^;)

クイズとしては

ただ、クイズとしてはもうちょっと突っ込んでいただくと盛り上がります。

例えば、

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なんていかがでしょうか。

この友人から受け取ったお金が相続税の課税対象になるかどうかなのですが、私の答えは・・・

課税対象になる

お金を返してもらえたということは「もうええわ」と言っていたのは一郎さんで、友人Aさんは、返さないといけないと思っていたということです。

Aさんは、花子さんが求めたから返したのではなく、一郎さんに返さないといけないと思っていたから返しました。

返してもらったお金=一郎さんに返したお金=相続財産とするのが相当でしょう。

話を整理する力

相続税では、権利関係が複雑にからみ合ってくる事例があります。

前述の例でも単純なようですが、話をしているうちに一郎さんのものなのか、花子さんのものなのかこんがらがって、わからなくなってきます。

その時必要なのは、「話を整理する力」です。

相続についてご相談いただいたときは、話を第三者視点で整理し、一方にかたよらない結論を出すことも意識して、お話をさせてもらっています。

まとめ

国税庁HP『相続税の申告書作成時の誤りやすい事例集』には、他にも「お墓の購入にかかったお金を借入していた場合、その借入金は相続財産から引けるの?」など面白いものもあります。

お時間があれば、一度見てみるといいかもしれません。税理士でなくても楽しめますよ。

相続と税理士の関係については、こちらの記事「司法書士?弁護士?相続は誰に依頼すればいいのか:「モメる」「モメない」税理士の経験値」なんかも面白いかもしれません。

 

 

◉編集後記◉

雨が続いて洗濯物が乾きません。どうしようかな~という主婦的悩み…


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