役立たず?:もし税理士が過去や未来にタイムスリップしたら

1890D068-AFAD-4DD7-B36E-54DAB7C978D2現代人が、過去や未来にタイムスリップして、持てる知識と経験で大活躍するというマンガやドラマがあります。医者などがその代表例ですが、もし税理士がタイムスリップしたらどうなるでしょうか。

過去では役に立たない

毎年めまぐるしく変わっていく税制は、10年したら昔の面影は薄くなり、20年したら別物になっています。

15年ほどの私のキャリアの中でも、たくさんのものが別物になりました。

例えば、

・土地や建物を売って出た赤字は、他の所得(給与や事業)との通算ができていました

・消費税は売上が3,000万円を超えないとかかりませんでした

・一般人に相続税は関係ないと言われていました

これらは常識と言われ、節税対策の代表格だったりもしたのですが、改正され、現在(2015.11.23)は常識ではなくなってしまいました。

消費税のように存在すらしていなかった税金もあります。

過去に戻って未来を予測できるという意味では、知識として使えるかもしれませんが、それなら税理士でなくてもかまいません。

50年前にタイムスリップしても、自分が持っている税金の知識で特別に使えるもの・役に立つものは、ほぼないと言っていいでしょう。

未来ならどうだろう

過去ではなく、未来へ行ったらどうでしょう。

税金の申告や制度について確認していると、「前はこうだったよな〜」ということがよくあります。

が、何の役にも立ちません。

いくら前はどうだったのか知っていても、それを目の前にあるものに適用できなければ、何の役にも立たないからです。

ましてや、未来の社会にマイナンバーが浸透して、電子政府の構築ができているとするならば、税理士の存在すら危ぶまれます。

このような記事「その手続に価値はない:税理士は20年後いなくなるかもしれません」も書きました。

今を生きている仕事

こうやって考えてみると、やはり税理士は今を生きている仕事だといえます。

今と未来をつなげている仕事。今できるベストな答えを提供して、それをクライアントさんの未来にバトンしていく仕事です。

『残っていく仕事ではなく、続けていくために必要な仕事を』というのは、私の仕事の大きなテーマであり、最もお伝えしたいメッセージでもあります。

メッセージについては、こんな記事「わかりあう関係を作らせていただくために:税理士が出すメッセージ」も。

まとめ

今の自分がタイムスリップしたらどうなるかと考えることなんて、ただのお遊びで全く意味のないことです。

でも、試しにやってみてください。「今の自分にできること」が確認できるかもしれませんよ。

 

 

 

◉編集後記◉

ペッパー君(ロボット)に会いました。手の動きなどがすごくて、技術の進歩と未来を感じました。

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