【目次】
- はじめに
- 税務署は敵か味方か
- 要求に答えるから要求できる
- おわりに
1.はじめに
税務署とのお付き合い。やはりちょっと…という方が多いと思います。税務署に対する一般のイメージはやはりいいものだとはいえません。でも事業を長く続けていこうと思えば、きってはきれないもの上手く付き合っていかなければいけません。
2.税務署は敵か味方か
事業を続けていくうえで係りをもつもの、それは多岐にわたります。お客様はもちろん、従業員、取引先、わたしたち税理士などの専門家、広くいえばこの社会をつくっているものすべてともいえます。では税務署はどうでしょうか。敵?味方?私はどちらでもないと考えます。事業の目的はお客様の価値を創造し、提供すること。事業体とはその価値を提供するためのチーム。そのチームの中に税務署は入っていると思うのです。
3.要求に答えるから要求できる
ではどのようにチーム関係を築いていくのか、それは誰と関係を築くにしても同じ、お互いがルールを守るという基本的なことです。適正な申告の要求にそれができる準備をし、答える。経費として主張できるものは要求し、当然に認めてもらう。チームの一員として、対等な関係だからこそ成立することです。
4.おわりに
税金の負担が少しでも軽くなればいいと考えるのは誰でも同じです。ただ、自分の負担が少なくなればよいというだけでなく、ルールを守るからこそ主張できるもの、要求できることがあります。そんなとき税務署もチームの一員なんだと考えてみてはいかかでしょうか。チームですからお互いが約束を守るのは当然です。認め合うことだってできるんです。そう考えるとやはりちょっと…な相手でも意外とすんなり受け入れることができるかもしれません。