個人事業主の確定申告:経費の勘定科目は考えても無駄?

スクリーンショット 2015-12-07 6.40.35

帳簿を作成するとき必ず考えこんでしまうのが「この経費はどの勘定科目にしておけばいいのか?」ということです。勘定科目は、どこまで考えておく必要があるのでしょうか。

勘定科目は考えても無駄?

経費の勘定科目には、これをこうしなさいと明確に定められたものはありません。帳簿を作成する人それぞれのとらえ方によって、その勘定科目が様々になってしまっても大丈夫です。

特にフリーランス(個人事業主)の方であれば、会社の経理規程などの縛りがありませんので、自由に決めることができます

また、経費の勘定科目が、法人ほど税金の計算上の意味を持っていません。その勘定科目が本当に適しているのかどうか、深く考える必要がないのです。

極端なことをいえば、すべての経費の勘定科目をまとめた「経費」という勘定科目を使ったとしても、成り立ちます。

勘定科目を考える意味

では、経費の勘定科目を考えるのって無駄なんでしょうか?

勘定科目を考える意味は、次の2つの側面から見出すことができます。

【1】外部に対して

勘定科目が目的に合ったものに細分化されていないと、どうしても計算が大雑把?日常の経理はできてるの?という印象を持たれます。

これは、税務署、銀行その他の機関に公にする際は、不利になってきます。相手が見て、きちんとされてるなあという印象も大切です。

【2】自分に対して

勘定科目を好きなように使ったり、まとめて表現していたりすると、その内容に継続性がなくなってしまいます。

使い過ぎている経費がないか。逆にどの経費を節減できているのか。他の年と比べるということができません。

これでは、事業を続けていくために必要な情報が不足することになります。

消費税を払う場合

消費税を払う(消費税の課税事業者である)場合、勘定科目はより大きな意味を持ちます。

消費税には「かかるもの」と「かからないもの」があるからです。

勘定科目を設定する時点でそのことを意識しておくと、申告のための計算スピードが格段に違います。

同じ勘定科目の中に、消費税が「かかるもの」と「かからないもの」が混ざっている場合、その中身をさらに分けてやる作業をしなければいけません。

最初から、消費税が「かかるもの」と「かからないもの」に合わせて勘定科目を設定しておくことで、その分けてやる手間を減らすことができます。

まとめ

フリーランス(個人事業主)の方は、勘定科目について考え込みすぎる必要はありません

ただ、考えておく意味もありますので全く無視もできません。ある程度の対応は必要になってきます。また、消費税の課税事業者であればさらにその意味は大きくなってきます。

少し面倒に思うかもしれませんが、勘定科目を分けるのも、事業を続けていくため。自分なりの工夫を加えて、快適な帳簿の作成をしてみてくださいね。

事業の経費については、こんな記事「事業の経費になるかならないか:こんなものならなりやすいかも」がお役に立つかもしれません。

 

 

◉編集後記◉

家族で屋内プールへ。スイミングでの練習の成果が見れました。

■ブログでコミットする■

メニュー 24/31


にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ