30万円未満なら全額経費の盲点:固定資産は納品ではなく供用で

スクリーンショット 2015-12-08 6.48.02

青色申告をしている方の節税策の1つに「30万円未満なら固定資産でも全額経費になる」というものがあります。もし考えられているようなら、早めの準備がおススメです。

年度末近くの節税策といえば

気がつけば今年も残すところあと少しですね。

フリーランス(個人事業主)の方であれば、平成27年事業年度の年度末を迎えようとしています。

年度末近くの節税策でよく耳にするのが、

「30万円未満なら固定資産でも全額経費になるんだから、買っておけばいい」

というやつではないでしょうか。

確かに年度末で時間がないというとき、この節税策は手軽で有効です。

ただ、時間がないからこそ、気をつけておいていただきたいこともあります。

30万円未満の減価償却資産

まずは基本のところを確認しましょう。

【個人事業主の場合】

・青色申告者であること

・平成18年4月1日から平成28年3月31日までに取得し、事業供用したものであること

・30万円未満の減価償却資産であること

・合計額が300万円に達するまで

【法人の場合】

・青色申告法人である中小企業者等であること

・平成18年4月1日から平成28年3月31日までに取得し、事業供用したものであること

・30万円未満の減価償却資産であること

・合計額が300万円に達するまで

個人事業主も法人も、要件はほぼ似通ったものになっています。この中で年度末で時間がないときだからこそ、特に気をつけていただきたいところは、

・平成18年4月1日から平成28年3月31日までに取得し、事業供用したものであること

というところです。

納品ではなく供用で

「12月中(年度末まで)の納品でいけます!間に合います!」

だけでは要件を満たしません。

例えばエアコンなら、ものが入ってきただけではなく、設置して使用できることを確認し、実際に事業に使用している状況が必要です。

例示するならば、⑤の状況までいっていなければいけません。

①電器屋さんにエアコンを注文

②エアコンが電器屋さんに届く

③エアコンを納品してもらう

④エアコンを設置してもらい、動作確認をする

⑤エアコンを実際に使用する

まとめ

30万円未満の減価償却資産を全額経費にする節税策は、年度末などの時間がないときには、とても手軽で有効な方法です。

ただ、取得しただけでは要件を満たしません。実際に事業に使用している状況が必要です。この点は、年度末で時間がないからこそ、気をつけてみておいてください。

そう考えるとフリーランス(個人事業主)の方は、あまり時間がないかもしれませんね。もし考えられているようなら、お早めに!

取得したあとの固定資産の管理には、こんな方法「税務調査の対応にも使える:事業用の固定資産を写真でも管理」があります。

 

 

◉編集後記◉

確定申告時期のスケジュールが出てきています。年末ですね〜

■ブログでコミットする■

メニュー 23/31

内容はこの記事「ブログでコミットする:やり残していることはありませんか」で


にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ