小商い・小規模・零細・ひとり事業の方が、日々の経理処理で面倒だな〜と思っていることのひとつに「現金管理」があるのではないでしょうか。この現金管理。実はいる人といらない人がいます。
現金管理なんていらない?
現金管理なんていらない。すべてカード払いにすればいい。
はい、それで解決!
という訳にはいきません。
特に田舎では、まだまだ現金払いでしか対応していないことが多いです。
青空市場(いい野菜がたくさんあります)で仕入をして「じゃあカードで」と言うと相当あわてられます。
お祝い金や弔慰金がカード払いになることは、今後もないでしょう。
現金払いをするものは、どうしても残ります。
立替えを上手く使おう
会社勤めの経験がある方であれば、「会社の経費を立替えて支払い、後から領収書を経理の人に持って行き、精算してもらった」という経験をお持ちではないでしょうか。
これと同じことを、個人と事業の関係でもしてやる。
そうすれば、現金管理がいらない人になります。
【具体例】
①取引先に新店舗オープンのお祝い金10,000円を支払った。青空市場で3,000円の野菜を仕入れた。スタッフに出したジュース代が500円ある。
↓
②すべての領収書・支払証明書をまとめる(計13,500円)
↓
③13,500円を事業用の銀行口座から引き出し(通帳に記録が残る)
↓
④領収書・支払証明書を保存しておく
↓
⑤通帳の記録に従って帳簿をつける。内容は④で保存した書類で確認。
現金管理がいらない人の注意点
現金管理をしないということは、現金がいくらあって、支払をした後いくら残っているのかわからないということです。
そのため、
「お金が合わないな。ああ、そうか。あのとき払ったお金は、領収書が出なかったんだ。じゃあ、支払内容がわかるようにして記録しておこう」
ということができません。
つまり、領収書や支払証明書がなく、記憶にもなければ、その経費は計上漏れになってしまうことになります。
これには注意が必要です。
現金管理がいる人
どうしても現金管理がいる人もいます。
それは、
現金商売をしている人
リアル店舗があり、現金での売上がある場合、お店の売上金を管理しないということはあり得ませんので、現金管理が必要になってきます。
ただ、その場合も売上金だけ管理して、経費は前述のように立替えでいくという手もあります。
でも、現金があったら、あるところから払ってしまうのが人の常。
どこから払ったのかわからなくなってしまうことがないよう、どちらかに決めてしまうのがいいでしょう。
まとめ
小商い・小規模・零細・ひとり事業で現金管理は面倒だという方は、まずは現金での支払いを減らすことを考えましょう。
現金支払を減らしていって、どうしてものときは立替えで対応するというやり方がよいと思います。
ただ、現金商売なら現金管理は避けられませんね^^;
それでも、もっといい方法はないか考え続けるのも私の仕事です!
小商い・小規模・零細・ひとり事業には、こんな考え方「こだわった事業をするために:小商いに必要な3つのSとは」も必要です。
◉編集後記◉
最近、事務所ではHOTCHIPを流しています。ダンサブルなのにアンニュイな感じが癖になります。
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