ひと月分?ふた月分?:退職者からもらう社会保険料について

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従業員が退職するとき、社会保険料をいくらもらえばいいのか。辞めるタイミングによっては、ひと月分?ふた月分?迷ってしまいます。今回はそんなとき押さえておくべき2つのポイントを紹介します。

喪失日は翌日になる

従業員が退職したとき、社会保険の喪失日は退職日の翌日になります。例えば退職日が6月29日ならば喪失日は6月30日、退職日が6月30日ならば喪失日は7月1日といった具合です。この喪失日がいつになるかというのは必ず押さえておかなければいけないポイントです。

喪失日が月末をまたいでいるかいないか

次に喪失日が月末をまたいでいるかいないかが重要なポイントになります。なぜ重要かというと、月末に入っている保険によって、その月分の保険料をどこで納めるかが決まってくるからです。例えば6月30日が喪失日であるとすると、30日(月末)は次の保険に入っていることになりますので、6月分の保険料は従業員さんが選択した次の保険(国保や任意継続など)で保険料を納めることになります。

具体的に計算してみると

20日締め25日払いの会社で6月30日に退職した場合

6月分給与(5/21〜6/20)の支払い(6/25)のときは5月分社会保険料のひと月分を預かります。7月分給与(6/21〜6/30)の支払い(7/25又は任意の日)のときは喪失日が7月1日で月末をまたいでいますので6月分社会保険料のひと月分を預かります。

20日締め25日払いの会社で6月29日に退職した場合

6月分給与(5/21〜6/20)の支払い(6/25)のときは5月分社会保険料のひと月分を預かります。7月分給与(6/21〜6/29)の支払い(7/25又は任意の日)のときは喪失日が6月30日で月末をまたいでいませんので6月分社会保険料は預かりません。

ふた月分いる場合とは

30日締め翌月5日払いの会社で6月30日に退職した場合

6月分給与(6/1〜6/30)の支払い(7/5)のとき通常は5月分社会保険料を預かっているとします。6月30日に退職すれば喪失日は7月1日で月末をまたいでいますので6月分保険料が必要になります。そこで、5月分と6月分、合わせてふた月分を6月分給与から預かるようになります。

まとめ

いかがだったでしょうか。どのような場合でも、喪失日と喪失日が月末をまたいでいるかいないかの2つのポイントを押さえておくと整理しやすいのではないかと思います。また、その前提として退職日の決定や届出の提出も行き違いのないよう確実に行っておかなければいけませんのでご注意ください。


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