契約と口約束:トラブル回避のために契約書は必要です

スクリーンショット 2016-01-14 6.57.29ビジネスの場で契約書を作成することは当たり前です。でも、そもそも何のために契約書って作成しておかないといけないのでしょうか。

契約の自由と制約

契約は、すべて自由に行うことができます。

「契約自由の原則」は、どのような内容で契約するか、どのような相手と契約するか、どのような形式で契約するか、すべて自由だという考え方です。

ただ、すべて自由にしてしまうと、際限なく困ったことが起きてしまいます。

「公序良俗の原則」(こうじょりょうぞくのげんそく)は、それを制約するもので、社会常識に反するようなことは、無効になるという考え方です。

普通に考えて無茶苦茶な話だ!というものは、最初から無効になります。

この2つの考え方を合わせると、契約は自由にできる(無茶苦茶なものでなければ)と認識することができます。

契約が成立するとき

「契約って口約束でも成立するんだよ」と聞いたことがありませんか。

これは本当です。

当事者お互いの意思確認をとることができれば、契約は成立しますので、契約書はなくてもかまいません。

口約束(口頭)でも契約は成立します。

じゃあ、契約が無茶苦茶なものでなく、お互いがしっかり意思確認していれば、契約書なんて作る必要ないんじゃない?となるのですが…

トラブル回避

それでもなぜ契約書を作成するのか?

それは、トラブルを回避するためです。

契約成立からトラブルになって決着するまでの流れは、大まかにはこのようになります。

①契約成立

②契約がちゃんと実行されない

③話し合い

④平行線になる

⑤第三者の介入(裁判)

⑥決着

ここで③から⑤までの過程で大事になってくるのが、どのような契約をしていて、どのようなお互いの意思確認ができていたかということです。

その根拠になるもの、立証するものが契約書です。契約書があれば、③から一気に⑥へ話が進む可能性が高くなります。

まとめ

契約は口約束でも成立します。

また、無茶苦茶な契約というのはそもそも無効ですので、お互いの意思確認がしっかりとれていれば、契約書は作る必要がないのかもしれません。

ただ、トラブル回避のために契約書は必要です。

もちろん、契約書を作成しておいてもトラブルになるということはありますが、決着までのスピードは、ぜんぜん違ってくるでしょう。

面倒でも契約書をきちんと作成する。基本のことですが大切なことですね。

 

 

◉編集後記◉

冬らしくなりました。今日は朝から雪が降っています。

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