新築物件の固定資産計上:「取り替え可能か」という視点

スクリーンショット 2016-01-21 8.28.25

固定資産計上する場合、資産ごとに適した科目に区分するという処理をします。新築物件なら特に、最初の区分は重要です。ただ、区分しようと思ったら、意外とその判断が難しい。このような視点もあります。

固定資産計上

固定資産は、時間をかけて経費にしていかなければいけません。

固定資産によって、そのかける時間(耐用年数)は法律で定められています。

そのため、固定資産計上する際は、計上する時点である程度区分する必要があります。

建物を新築した場合は特に、その工事費の中に色々な固定資産が入っています。

新築物件

建物を新築した場合、その工事費の区分は、主にはこのようなものが考えられます。

【建物】

建物本体の工事

【建物附属設備】

建物内の設備工事

具体的には、電気設備・給排水設備・衛生設備・冷暖房設備など。

【構築物】

建物の外まわりの工事

具体的には、外看板・フェンス・外壁・駐車場のコンクリート敷やアスファルト舗装など。

【器具什器備品】

建物内に設置するもの

具体的には、家具・電気機器・事務機器・通信機器など。

工事明細をにらみながら、適した科目に区分していくのですが、これがなかなか難しい。

どこまで区分しておけばいいか。その判断がつかない場合があります。

取り替え可能か

このような視点で考えてみるとどうでしょうか。

「その固定資産は、取り替えることが可能か?」

例えば、建物の外まわりの工事ならこのように区分します。

・フェンス

・アスファルト舗装

・看板

・植栽

これらは、もし取り替えるなら、撤去して新しいものに取り替えることが可能です。

まとめて外まわり工事にしてしまうと、どの部分を撤去したのかが、わかりません。

わからないため、たとえ撤去したとしても、そのまま残しておくしかない。

本来は、除却(じょきゃく)という形で経費にできるものが、できないということが起こってきます。

まとめ

新築物件を固定資産計上する場合、工事費の区分にはいつも悩みます。

計上した時はあまり感じないのですが、時間が立つと、区分をしていないことは、ボディブローのように効いてきます。

「その固定資産は、取り替えることが可能か?」という視点

細かなことですが、できるだけ有利な条件や将来を想定して、固定資産計上するよう心がけています。

 

 

◉編集後記◉

自転車用のヘルメットを購入。でも、ここしばらく天候が悪いので、乗れていません。


にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ