満期になった保険は一時所得:申告するときに気をつけること

1F73D0CB-67E1-434F-89DF-B552C382B8E6保険が満期になって掛け金よりもプラスになって戻ってきた場合は、一時所得として申告します。逆に、マイナスになった場合は申告しなくてもかまいません。では両方あった場合は?こういった場合もあります。

満期になった保険

【1】掛け金よりもプラスになって戻ってきた場合

(計算例)

保険期間 30年

満期保険金 300万円

掛け金(支払保険料の合計額) 200万円

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300万円−200万円=100万円(プラス分)

100万円−50万円(特別控除)=50万円→一時所得の金額

50万円☓1/2=25万円→税金がかかる金額

【2】掛け金よりもマイナスになって戻ってきた場合

(計算例)

保険期間 10年

満期保険金 100万円

掛け金(支払保険料の合計額) 120万円

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100万円−120万円=△20万円(マイナス分)→申告しなくてもよい

内部通算

内部通算とは、同じ所得区分の中だったらプラスとマイナスを合わせて(通算して)計算してもいいよという考え方です。

一時所得内でもこの内部通算をすることができます。

前述の計算例でいくと

(300万円+100万円)−(200万円+120万円)−50万円(特別控除)=30万円→一時所得の金額

30万円☓1/2=15万円→税金がかかる金額

プラス分だけの計算よりも、税金がかかる金額が10万円減りました。

注意点

①満期になったり、解約したりして、その保険に対する収入金額があるものしか内部通算できません。

掛け捨て保険の掛け捨て部分だけ取り出して、計算することはできません。

②保険の契約者と受取人が、税金の申告をする本人でなければいけません。

「自分のと家族の」というように、バラバラの契約の保険を合わせて、計算することはできません。

まとめ

保険が満期になって掛け金よりもプラスになって戻ってきた場合は、一時所得として申告しなければいけません(特別控除でゼロになる場合もあります)。

逆に、マイナスであれば申告する必要はありません。

ただ、プラスとマイナスが同じ年にある場合は、今回の計算例のように、合わせて計算(内部通算)することができます。

特に、今年保険を解約していくらか戻ってきたという方は、該当するかもしれません。

プラス分だけではなく、マイナス分もあれば、合わせて申告するように気をつけてみてくださいね。

 

 

◉編集後記◉

自転車に乗っていたら、知らないおじさんに「あんたそりゃあ、エンジンついとりゃすまあ?(日本語訳:あなたの自転車には、エンジンがついていないですよね?)」と言われました。

ついてないスよ。「GIANT「ESCAPE AIR」:正当な商品には正当な対価が必要です

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