相続の方法:何にもしていないんだけどは?

29FDD6D9-078C-42A1-8F49-F825B70E8FA5相続には主に3つの方法があります。相続?何にもしていないんだけど?という方は、何もしていない訳ではありません。ある方法を選択していることになります。

相続放棄

相続する財産には、プラスの財産もマイナスの財産もあります。

プラスの財産としては、家や土地、預金や現金など。

マイナスの財産としては、借金やカードローン、未払金などがあります。

これらの財産を引き継ぐのが相続ですから、プラスの財産よりもマイナスの財産のほうが多い場合、相続なんてしたくないというのが当然です。

その場合は「相続放棄(そうぞくほうき)」という方法をとります。

相続放棄をする場合は、相続の開始後3ヶ月以内に、被相続人(亡くなられた方)の居住地の家庭裁判所で「相続放棄申述書」を提出して手続きをします。

これは、相続人ひとりでも手続きすることができます。

限定承認

プラスの財産とマイナスの財産、どちらが多いかわからない。相続では、こういった場面もあると思います。

こんなときは「限定承認(げんていしょうにん)」という方法がとれます。

プラスの財産の範囲内で、マイナスの財産を負うというものです。

プラスの財産以上にマイナスの財産があっても、その分については責任を負う必要がありません。

この限定承認、一見よい方法にみえるのですが、手続きのハードルが高いという難点があります。

まず、相続人全員の合意を得なければいけません。

また、相続放棄と同じく3ヶ月以内に家庭裁判所での手続きが必要です。

相続人全員の合意を得るのであれば、通常の財産分けをするのと同じですし、その判断に3ヶ月という期間は短いです。

そのため、あまり利用されていない方法でもあります。

単純承認

「単純承認(たんじゅんしょうにん)」は、プラスの財産もマイナスの財産も全部もらいますよということです。

この場合は、相続人全員で話し合い、プラスもマイナスも含めてみんなで財産分けをするようになります。

いわゆる相続といえば、この方法ですね。

ポイントは、3ヶ月の間に前述の「相続放棄」「限定承認」をしていない場合、自動的にこの「単純承認」を選択したものとみなされることです。

相続?何にもしていないんだけど?

という方は、実はこの単純承認を自ら選んでいるということになります。

まとめ

相続には主に3つの方法「相続放棄」「限定承認」「単純承認」があります。

被相続人が、存命なのかそうではないのか知ることができないなど特殊な事情のときもありますが、ただ「何もしていない」という場合、単純承認をしてしまっていることになります。

特に被相続人に大きな借金があるなど、相続に特別な事情があるとわかっている場合には、相続の方法については放ったらかしにしておかないことをおススメします。

相続はやはり事前の準備が大切ですね。このような記事「相続の話をしましょう:7月は相続の話をする強化月間です」も書いています。

 

 

◉編集後記◉

長男(小3)が持って帰ってくる国語のプリントが難しくて、結構悩んでます。

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