なぜキャッシュバックにするの?:値引きにはないメリット・デメリット

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◯◯◯円現金でお返しします!キャッシュバックがあると買う側としては嬉しいですよね。値引きとの違いから、売る側のメリットとデメリットについて考えてみます。

キャッシュバック

キャッシュバックは、携帯電話会社などでよく実施されている

「この商品を購入されたら◯◯◯円現金でお返しします」

というあれですね。

購入したらお金が返ってきますので、買う側としては嬉しいです。

でも、このキャッシュバック

「じゃあ、最初から値引きしてくれたらいいのに…」

と思いませんか?

・10,000円の商品を売って、3,000円のキャッシュバックをする

・10,000円の商品を3,000円値引きして売る

どちらも10,000−3,000=7,000円になりますので、売る側の利益としては同じです。

手間がかかるだけなのでは?と思いますよね。

キャッシュバックのメリット

売る側からみて、キャッシュバックには5つのメリットがあります。

①価格の維持

買う側は、値引きが普通になってくると、値引きを前提に価格を考えるようになります。

キャッシュバックすることで、値引き後の価格=その商品の価格になってしまうのを防止し、価格の維持ができます。

②適正価格の表示

値引きが普通になってくると、その商品本来の適正価格がわからなくなります。

キャッシュバックすることによって、その商品本来の適正価格、適正価値を示しておくことができます。

③入金がある

キャッシュバックは、後日銀行振込で返金するという方式をとっていることが多いです。

この方式にすると、とりあえずの現金は、その商品の金額で入金されます。

値引きするよりも、一旦は現金を多く集めることができます。

④顧客情報の収集

キャッシュバックを後日銀行振込の方式にすると、振込口座などを知らせる必要があり、売る側は買う側から多くの情報を得ることができます。

合わせて簡単なアンケートをとることなども可能ですね。

⑤しなくてもいい可能性

キャッシュバックにすると、返金しなくてもいい可能性が出てきます。

特に、後日銀行振込の方式にすると、一定数は面倒になって手続きしないという人もいるのではないでしょうか。

値引きならすべての商品になりますが、キャッシュバックは手続きされた商品だけすればいいことになりますね。

キャッシュバックのデメリット

逆に、デメリットとしてあげられるのが次の3つです。

①即効性に欠ける

安い!

買う!

という感覚的な部分は弱くなります。

キャッシュバックの場合、

キャッシュバックされるのか。じゃあ得だな。買おうかな。

という思考になるからです。

②管理が手間

その場で値引きをして、売ったら終わりではありません。

売った後、キャッシュバックが完了するまでの管理が必要です。

きちんと管理するためには、ある程度のシステムを作っておかなければいけません。

③手持ち現金が必要

一旦入金された売上金が、すでに運転資金など別の用途に使われてしまっている場合は大変です。

キャッシュバックのための資金繰りが必要になってきます。

まとめ

キャッシュバックには、顧客情報の収集ができるなど、値引きにはないメリットがあります。

ただ、そのメリットを受けるためには、確実にキャッシュバックできるきちんとした管理が必須です。

そのシステム作りができていなければ、お客様には不満が残ってしまうでしょう。

いずれにしても、「お客様が感じる価値を最大化する」という目的をもって行動しなければいけませんね。

◉編集後記◉

「父ちゃん、オポッサムのことなんじゃけどな」と子供に聞かれ、「?」。オオカミに似た動物のことらしいです。世の中に知らないことは、まだまだありますね^^;


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