自分の家と相続税:家で残すほうがお金で残すより得?

D322BC84-6A78-4AFF-861F-C3E1A3121194残った財産に税金がかかるのが相続税です。自分が住んでいる家は、どのような残りかたをするのでしょうか。

固定資産税評価額

自分が住んでいる家は、相続税の世界では自用家屋(じようかおく)という呼ばれ方をします。

この自用家屋の評価(財産の価値)は、固定資産税評価額(こていしさんぜいひょうかがく)によります。

固定資産税評価額は、市町村が一定のルールにのっとって決めたものです。

これは、市町村から送付されてくる固定資産税納税通知書に記載されていますので、機会があれば確認してみてください。

ここで、固定資産税評価額は、固定資産税課税標準額(こていしさんぜいかぜいひょうじゅんがく)ではありません。

家屋の固定資産税評価額は、固定資産税課税標準額と同じ場合が多いですが、違っている(一般に課税標準額のほうが低い)こともありますので注意が必要です。

この固定資産税評価額は、取得価額(家を建てるために出したお金)よりも低くなることが常です。

車を新車で買っても、買った時点で市場価格は半額ぐらいになってしまうというあの感覚に似ていますね。

お金で残すより得?

固定資産税評価額が、取得価額よりも常に低くなるということは、次のようなことが考えられます。

家を建てる

固定資産評価額がつく

出したお金よりも固定資産税評価額は低い

お金で残すよりも相続税がお得

出したお金をそのまま残すよりも、固定資産税評価額のほうが低くなりますのでそうなりますね。

管理は誰がするのか

お金を建物に変えるということは、相続人がいわゆる「箱モノ」を抱えてしまうことになります。

誰がどのように管理していくかということは、必ず考えておかなければいけません。

必要以上に大きな家を建ててしまうと、管理に手間がかかり、もらいたいという相続人がいなくなってしまう可能性もあります。

そうなると、相続税の問題ではなく相続自体の問題になってきます。

実は、お金で解決することが難しい分、根深い問題になってくるのです。

まとめ

損か得かで考えると、お金で残すより家屋で残したほうが相続税は得になります。

ただ、必ず出てくるのが管理の問題です。

相続は、税金の一点だけを見て判断できるものではありません。

バランス良く全体を見ていくことが大切です。

取得価額>固定資産税評価額

という算式だけでなく、

固定資産→続いていく未来

という図式もよく考えておかなければいけませんね。

自分の家が空き家になってしまうような可能性がある場合は?こういった記事「空き家対策特別措置法:空き家の整理は相続税対策になる?」も読んでみてください。

 

 

◉編集後記◉

次男が腹痛で3日間学校を休んでいます。発熱も伴ってかなりしんどそうだったのですが、だんだんと回復してきました。今日は行けるかな。

こちらにも参加させてもらっています
にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ


にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ