再就職すると年金が止まる?:在職老齢年金の基本的な考え方

スクリーンショット 2016-05-12 6.49.07働きながら年金を受け取ると年金額の一部または全部が支給停止されることがある。在職老齢年金の基本的な考え方です。

在職老齢年金

在職老齢年金とは、年金をもらっている

①70歳未満の人が会社に就職して厚生年金保険に加入した場合

②70歳以上の人が厚生年金保険の適用事業所に勤めた場合

老齢厚生年金の額と給与や賞与の額(総報酬月額相当額)に応じて、年金の一部または全額が支給停止となることをいいます。

ここでちょっと疑問なのが、②の

「70歳以上の人が厚生年金保険の適用事業所に勤めた場合」

という表現。

70歳以上の人が、社会保険に加入している会社などに勤めたらという意味なのですが、①の

「70歳未満の人が会社に就職して厚生年金保険に加入した場合」

と、どう違うのでしょうか?

支給停止になる年金は、ざっくり言うと「老齢厚生年金」と「もらっている給与や賞与に応じて届け出ている金額(標準報酬月額や標準賞与額)」を足したもので計算します。

70歳以上の人は、厚生年金保険に加入する必要がありません。

すると、厚生年金保険に加入する際の標準報酬月額や標準賞与額という考え方がなくなってしまいます。

ただ実際には、届け出る金額(=標準報酬月額や標準賞与額に相当する金額)がありますので、意識しすぎることはありません。

2つのポイント

【1】止まるのは老齢厚生年金

まず整理しておかなければいけないのが、老齢厚生年金と老齢基礎年金の違いです。

よく「2階建て」という表現がされるもので、年金は老齢厚生年金と老齢基礎年金からなっています。

支給停止になるのは、2階部分(老齢厚生年金)です。

【2】年齢による違い

60歳から65歳になるまでの計算方法と65歳以降の計算方法は、異なります。

どちらかと言うと、60歳から65歳になるまでの計算方法のほうが複雑です。

では具体的な計算は?

具体的な計算は、

年金事務所に相談に行くのが一番です。

なんじゃそりゃ(^^)

となるのですが、実際、正確な計算には正確な金額が必要です。

正確な年金の金額や標準報酬月額、標準賞与額を個人で把握することは、わりとハードルが高いんです。

まずは、正確な金額を把握するためにも年金事務所に相談に行くのがいいでしょう。

もちろん、正確な金額を把握できているという方でしたら、計算することも可能です。

その場合は、こちら在職中の年金|日本年金機構❒の方法で計算してみてください。

まとめ

在職老齢年金。

働きながら年金を受け取ると、年金額の一部または全部が支給停止されることがあります。

そんなことが起こるとは、年金制度を作った時には考えもしなかったことでしょう。

ただ、現実の制度維持はかなり厳しく、年金だけに頼ることができないというのが実状です。

公的な年金を収入源のひとつと考え、将来の収入フローを多く作っておくことが必要ですね。

 

 

◉編集後記◉

昨日は、少し寒かったですが今日は暑くなるようです。子供たちはすでに半袖です。

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