相続税の申告:相続人になる?ならない?3つの事例

8E945F4D-AC0D-41B9-B3CD-C12BEA2AA9D8相続人になるか、ならないか。相続を語るうえでの重要なポイントです。今回は、3つの事例を取り上げてみます。

1.内縁の妻

籍を入れないとダメ。

有名な話です。

配偶者相続人は、法律上の婚姻(婚姻届を出しているかいないか)で決まります。

いくら

・長年連れ添ったとしても

・他に相続人がいなかったとしても

内縁関係にあるだけでは、相続人になれません。

特にこだわりなく籍を入れられていないということであれば、相続のことも含め、前向きに考えられてみることを、おすすめします。

もちろん、逆に相続人になりたくないというときは、内縁のままのほうがよいという場合もあります。

2.連れ子

再婚した相手に子供がいる。

いわゆる連れ子です。

その相手と子供に血縁関係はありますが、自分とその子供に血縁関係はありません。

この場合、その子供は自分の相続人にはなりません。

その子供を相続人にしたい場合は、養子縁組をする必要があります。

再婚した配偶者の連れ子は、養子縁組をしない限り、相続人とはなりません。

3.子が全員相続放棄

この話は、少し複雑です。

父親が亡くなり、相続人は母親と子供三人。

子供の希望は「財産のすべてを母親に相続させたい」でした。

そのため、子供は三人とも相続放棄の手続きをとります。

すると、相続人は母親だけになって、当初の希望通り…

とはいきません。

実はこの場合の相続人は、母親と祖父や祖母(父親の父母)になり、祖父や祖母がすでに亡くなっている場合は、母親と兄弟姉妹(父親の)になってしまいます。

この相続放棄は、法律的に満たされた相続放棄(家庭裁判所への申述が必要)をいうため、事例としてはまれかもしれません。

ただ、相続放棄をする場合は、このようなこともありますので注意が必要です。

まとめ

相続人になるか、ならないか。

相続を語るうえでの重要なポイント、入り口です。

現代の家族関係は、複雑になっています。

今回取り上げた例だけでなく、相続人には色々なパターンがあります。

相続についてまず、何をしたらいいのかわからない。

そんなときは、相続人の整理をするところからはじめてみてくださいね。

相続人、特に連れ子については、こんな記事「大きくなった夫の連れ子も養子縁組を:相続税の計算上の法定相続人とは」も書いています。

 

 

◉編集後記◉

真庭市蒜山の中和地区へ。香料になるクロモジという樹木の香りを嗅がせてもらいました。すごくいい匂い。薬品を混ぜては作ることができない香りです。

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