少しだけ注意が必要です:プレミアム付商品券の経理処理

F29F5B87-1E2C-49A2-927F-79CB143F8130各自治体(商工会や商工会議所が企画・発行)のプレミアム付商品券にかなり人気が集まっているようです。では、実際に事業者の側でこのプレミアム付商品券を受け取った場合どのような経理処理をしておいたらいいのでしょうか。

プレミアム付商品券とは

プレミアム付商品券とは、地方の消費喚起のため実施される国の施策の一つで、商品券の購入金額よりも多くの金額が、地元の商店街などで使うことができるというものです。
例えば、10,000円で購入した商品券が、地元の商店街などでは12,000円分の商品券として使うことができます。
補助率は、自治体にもよりますが20%というところが多いようです。

他の商品券との違いはない

10,000円のプレミアム付商品券を購入すれば、12,000円の額面で表示されている商品券に変わります。
お客さんがレジに持ってきた商品券が10,000円であれば、12,000円の商品券とみなして事業者の側で処理をするということはしません。
他の商品券と同じように額面どおり取り扱えば大丈夫です。

管理の仕方も同じでいい

管理の仕方についても、他の商品券と同じようにすれば問題ありません。
事業所によっては、直接現金として処理しているところ、商品券という区分を設けて別に把握して処理しているところなどがあると思います。
きちんと換金すれば、すべて現金になるものです。事業所ごとにやりやすい方法で管理すればかまいません。

注意点

ただし、プレミアム付商品券については注意点があります。それは、お釣りを出さないということ。
例えば、11,880円の商品を12,000円の商品券で買ってもらった場合、お釣りの120円は出さないことになっています。
お釣りが出ないということは事前にわかっているため、お釣りが出るような使い方をする人は少ないと思いますが、この場合はその金額の把握や仕訳処理に、少し注意が必要です。

具体的な仕訳は

(通常の仕訳)
15,000円の商品を売り、代金は商品券12,000円と現金3,000円でもらった。

(借)商品券 12,000・現金 3,000 / (貸)売上 15,000

(お釣りを出さない場合の仕訳)
11,880円の商品を売り、代金は商品券12,000円分をもらった。お釣りは出さない。

(借)商品券 12,000 / (貸)売上 11,880・雑収入 120

まとめ

基本的には、他の商品券と同じ取り扱いをしておけば大丈夫です。
ただ、お釣りについては、すべて売上とするとレジペーパーの売上金額とレジの現金有高に差が出てくることになりますので、別に把握しておいたほうがいいでしょう。

ケース別にはこちらの記事「ケース別まとめ:プレミアム付商品券の仕訳と消費税の取り扱い」にもまとめてあります。


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