相続時精算課税:使わないほうがいい人・使ったほうがいい人

D9EC6BD4-6B44-4622-AAFB-965C729B2776相続時精算課税が導入されてから10年以上(H15.1.1以降の贈与から導入)が経っています。あらためて使わないほうがいい人・使ったほうがいい人について考えてみました。

相続時精算課税

贈与税の課税方式は、暦年課税(れきねんかぜい:110万の控除があるというやつです)と、相続時精算課税(そうぞくじせいさんかぜい)の2つです。

相続時精算課税には、

・わたす人、もらう人に要件がある

・わたす人ごとに計算する

・控除は2,500万

・税率は一律20%

・贈与をうけたら常に申告が必要

・暦年課税には戻れない

・相続税の計算に加算する

などの特徴があります。

使わないほうがいい人

前述した特徴の中で、

・暦年課税には戻れない

という点。

この点から、

・毎年少しずつ現金を渡したい(110万の控除をフルに使いたい)

と思っている人は、相続時精算課税は使わないほうがいい人になります。

また、

・相続税の計算に加算する

という点。

この点から、

・相続税がかかるのが(又はかからないのが)明らか

という人は、相続時精算課税は使わないほうがいい人(使ってもあまり意味がない人)ということになります。

使ったほうがいい人

では、使ったほうがいい人とは、どのような人になるでしょうか?

相続時精算課税は、相続のいわば「前取り」です。

相続が起こる前に、相続をしてしまいたい人が、相続時精算課税を使ったほうがいい人になります。

・収益物件がたくさんある

・争続になりそうだ

・財産の価値が上がることが予想される

などの場合が、これに当たりますね。

ご自身の状況を、人・将来・お金の観点から見直して判断していただくようになります。

まとめ

相続が起こる前に、相続をしたのと同じ状態をつくってしまおうというのが相続時精算課税です。

相続時精算課税の特徴とご自身の状況をすり合わせながら、使わないほうがいい・使ったほうがいいを判断していただくようになります。

ご自身の状況をすり合わせる時は、人・将来・お金の観点から見直しをするようにしてみてくださいね。

 

 

◉編集後記◉

壊れていた給湯器が復活。コンピュータ基盤に虫が入り込んでいたのが原因でした(*_*;


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