その手続きに価値はない:税理士は20年後いなくなるかもしれません

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自分でやるには難しい手続きを代行してお金をもらう。これが専門家の基本的なビジネススキームです。でも、本当にその手続きは自分でできないのでしょうか。情報技術の進歩で世の中のできる手続きはどんどん増えています。その手続きにお金を払う価値がありますか。

法律なんて知らなくてもできる

「こことここに必要事項を入力してあとはこのボタンを押せば手続き完了です」

最近はこのように、インターネットや会場に設置されているPCで、簡単に手続きを済ますことができる手続きが多くなりました。

法律を知る知らないは関係ありません。ましてや、詳しくなんてある必要がありません。

とにかく、こことここに必要事項を入力したらできてしまうのです。そういった手続きは、税務や法務などを中心に飛躍的に進歩しています。

ちょっと失礼な言い方ですが、そういうことに縁がないど素人のかたでも、意外に簡単に手続きを済ましてしまうことができるのです。

これは、行政サービスの面から見るととても喜ばしいことですし、そうあっていくべきです。

20年後、税理士はいなくなる

北欧バルト三国のひとつエストニアには、いわゆる税理士や会計士がいません。いや、以前はいたのですが消滅したといったほうがいいでしょう。

国の電子政府の推進による施策で、行政はおろか個人の預金まで電子化され、管理されています。つまり、全部把握できちゃうんで計算なんか必要ないというわけです。

日本でもマイナンバーの導入などでこの動きが活発化すれば、本当に近い将来、税理士はいなくなるかもしれません。

提供できる価値はどこにあるのか

手続きだけでは、支払ってもらうお金にみあった価値を見出すことはできません。

ものすごく安く提供するということも考えられますが、それでは専門家がやる意味はないでしょう。

なぜ簡単に手続きできるものなのに、必要のない細かな規定まで読み込むのか。

なぜ後は手続きするだけなのに、いろいろな可能性を探り、試算し、未来のことまで検討するのか。

それは、クライアントさんに、できるだけベストな選択をしてほしいと思っているからです。

手続きは簡単になっても、その手続きをするために考えておくべきことまで、簡単にしてしまってはいけません。

自分が提供できる価値は、そこにあります。

まとめ

自分で手続きできることが増えて、その手続が簡単になっているというのは事実です。

では、税理士として提供できる価値は何だろうと考えたとき、私は、手続きのわずらわしさからの解放だけでなく、その選択の先にある充実した時間や生き方の提案にあると考えています。

みなさんは、どのようなものになら価値を感じて、大事なお金を支払うことができますか。


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