番犬の餌代は経費でええよな:経費になるかならないか重要な2つの考え方

【目次】

  1. プロローグ
  2. 経費になるかならないか 判断1つめ
  3. 経費になるかならないか 判断2つめ
  4. 今回の場合
  5. エピローグ

1.プロローグ

社長「番犬の餌代は経費で落としてもええよな」

私「ば…番犬の餌代ですか」

2.経費になるかならないか 判断1つめ

日々の経理の中でこの支払いが事業の経費になるのかならないのか判断に迷うことがあると思います。今回はその判断の基準になる重要な考え方についてです。まず1つめは(売上をあげるために)「直接に要した費用」かどうかということ。事業活動は利益をあげていくことを目的としています。利益をあげていくためには売上をあげなければいけません。そして売上をあげるために必ず必要になる経費(わかりやすい例でいうと物を仕入れて売る場合、売上と仕入には直接の因果関係があります)これが「直接に要した費用」になります。

3.経費になるかならないか 判断2つめ

判断の2つめは「客観的に明らか」かどうかということ。1つめの「直接に要した費用」かどうかという判断、実はかなりの主観がはいってきます。見ようによってはそう見えないこともないという事例がたくさんあるのです。「客観的に明らか」かどうかというのは誰がみてもそれは経費だと納得出来る主張ができるのか、それを説明できる材料・根拠となる資料があるのかということになります。

4.今回の場合

では今回の番犬の餌代はどうでしょうか。まず「直接に要した費用」かどうかですが、売上をあげるためには事業所を設置することが必須であり、そこには商品、物品、重要な書類や道具類が保管されています。これを守るためのセキュリティシステムとして番犬は機能するかもしれません。何よりセキュリティ会社への支払いは当然に経費になっているでしょう。次に「客観的に明らか」かどうかですが…

5.エピローグ

私「うーんそうですねぇ。ところでその番犬は今どこにいるんでしょう?」

社長「そこにおるがな」

私「え?」

社長「ほらそこ」

社長が指をさしたその先には奥様の小脇に抱えられ震えた目でこちらを見るチワワが…

私「む…無理でしょうね」

社長「やっぱりな」


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