損益分岐点の変動費と固定費の区分:分け方の視点を持つこと

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損益分岐点をみるときに必要な変動費と固定費の区分。分け方の視点を持つことがポイントです。

損益分岐点

「事業の採算が取れる(取れない)ライン」

これを損益分岐点(そんえきぶんきてん)と言います。

この損益分岐点よりも売上をあげていれば利益、あげられなければ損失。

損益分岐点は、

どのくらい売上をあげればいいか?

の目安になるものです。

変動費や固定費って?

損益分岐点は、変動費と固定費で構成されています。

変動費とは、

「売上に応じて増えたり・減ったりする費用」

のこと。

具体的には、

・小売業の商品仕入

・製造業の材料仕入

などがあります。

売上が上がれば、増える。

下がれば、減る。

そういった費用が、変動費です。

逆に、「売上に応じて増えたり・減ったりしない費用」もあります。

それが、固定費です。

具体的には、

・人件費

・家賃

・水道光熱費

売上とは関係なく、必要な費用です。

損益分岐点 =(変動費+固定費)

この変動費と固定費を区分して足し上げ、損益分岐点を出せば、どのくらい売上が必要なのかがわかるという訳です。

ただ、これにはこういった問題点があります。

分け方の視点

例えば、

・サービス業の人件費は変動費?固定費?

・小売業の各店舗家賃は変動費とも言えるのでは?

変動費と固定費の分け方には色々な視点があり、その区分はどうしても曖昧になってしまいます。

これは、変動費かな?いやいや固定費ともいえるぞ。

そうやって考えていると、いつまでたっても結論が出ません。

分け方の視点を持つことがポイントです。

例えば、

いったん増やすと減らすのが大変な費用は何か?

という視点。

変動費・固定費という概念にしばられずに、

・いったん増やすと減らすのが大変な費用→固定費

・いったん増えても減らすことができる費用→変動費

としてみる。

・いくら売上が下がっても従業員の給与は、減らすのが大変だな→固定費

・店舗家賃は契約上、売上に連動することになっている。減らすことはできるな→変動費

このような視点でも変動費と固定費を分けることができます。

まとめ

損益分岐点の変動費と固定費の区分。

その分け方には色々な視点があり、その区分は曖昧になってしまいがちです。

変動費と固定費という概念にこだわらず、それぞれに合った視点で決めてみる。

いったん増やすと減らすのが大変な費用は何か?

これもひとつの視点ですね。

 

 

◉編集後記◉

子供たちのおやつに作ったきなこ餅がなかなか好評。岡山県新庄村産の「ひめのもち」で作ります。


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