委託販売と消費税:処理によって分かれる有利・不利

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-09-9-16-56委託販売と消費税。その処理の仕方によっては有利・不利が大きく分かれることがあります。

委託販売

委託販売と消費税には、こういった取扱いがあります(読まなくても大丈夫です)。

[消費税法基本通達10-1-12]

(委託販売等に係る手数料)

10-1-12 委託販売その他業務代行等(以下10-1-12において「委託販売等」という。)に係る資産の譲渡等を行った場合の取扱いは、次による。(平23課消1-35により改正)

(1)委託販売等に係る委託者については、受託者が委託商品を譲渡等したことに伴い収受した又は収受すべき金額が委託者における資産の譲渡等の金額となるのであるが、その課税期間中に行った委託販売等の全てについて、当該資産の譲渡等の金額から当該受託者に支払う委託販売手数料を控除した残額を委託者における資産の譲渡等の金額としているときは、これを認める。

総額か純額か

前述した取扱いを簡単にすると、

「委託販売を頼んだ人(委託者)は、お願いしたところ(受託者)で売れた分、全部が売上になるのが普通だよね。

でも、いつも同じ計算にする約束なら、売上から受託者に払った委託手数料を引いた分を売上にしてもいいよ。」

という話になります。

※委託者側からみる場合と受託者側からみる場合がありますが、話をわかりやすくするため、委託者側からみる場合のみを取り上げています。

さらにシンプルにすると、

売上を

・売れた分の総額にするか

・売れた分 – 委託手数料の純額にするか

選択できる。

ということになります。

有利・不利

実はこの取扱い、総額にするか純額にするかで、次の2つの点で消費税の負担が変わってきます。

【1】免税事業者の場合

売上が総額になるのと、純額になるのでは、必然的に売上のボリュームが変わってきます。

売上が1000万円を超えたら…

というあの1000万円に関係してくるということですね。

【2】簡易課税を適用している場合

簡易課税をざっくり説明すると、売上の一定割合がイコール納付額になる消費税の計算方法です。

売上の一定割合がイコール納付額になる。

ということは、売上が減ればその分が…ということになりますね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

委託販売と消費税

その処理の仕方によっては、有利・不利が大きく分かれることがあります。

委託販売の関係は具体的には、生産者(委託者)と農協(受託者)の関係などがあげられます。

当てはまる場合は、気をつけておきたいところですね。

消費税については、こんな記事「個人事業主の申告:どうして消費税を納税しないといけないの?」も面白いかもしれません。

 

 

◉編集後記◉

急に思い付いてNUMBER GIRLを聴いています。家事をしながら『SAPPUKEI』16年前にこうなるとは予想もしてなかったですね。


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