長持ちする相続財産の分け方:将来キャッシュの組み合わせ

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相続財産は、どのように分けておいたらいいのか。将来キャッシュの組み合わせで考えてみるのもひとつです。

相続財産とは

相続財産とは、本来、

①民法の規定に従って相続や遺贈、死因贈与によって取得した財産(例:土地・建物・現預金)

をいいます。

相続税がかかる財産は、この①に

②相続税法の規定によって相続や遺贈によって取得したものとみなされる財産(例:死亡保険金)

③相続時精算課税に係る贈与によって取得した財産

④相続開始前3年以内に暦年課税に係る贈与によって取得した財産

を加えた財産のこと。

ただ、分け方を考えるうえで、これらを明確に区分する必要はありません。

むしろ、明確に区分して分け方を考えるほうが、話し合いの障壁になることがあります。

大事なのは、定義よりも分け方です。

亡くなられた方が残してくれたもの=すべて相続財産

というところから、まずはスタートしてみてください。

長持ちする相続

私が提唱している「長持ちする相続」では、

相続財産には、

プラスの財産

マイナスの財産

がありますとお伝えしています。

これは、

プラスの財産=土地・建物

マイナスの財産=借入金・未払金

という単純な経済的価値のプラス・マイナスではなく、

もらった人にとって、

将来的に

・プラスになるか

・マイナスになるか

という話です。

例えば、土地。

継続して借り手のある商用貸地などは、将来的にキャッシュを生み出すプラスの財産です。

逆に、田畑や山林は、それを維持するだけでも大変な手間とキャッシュがかかる、かといって簡単に手放すことはできないマイナスの財産だということができます。

相続財産には、将来的にプラスになる財産と将来的にマイナスになる財産がある。

そのため、こういった視点で分け方を考えておくことも必要です。

将来キャッシュの組み合わせ

前述した

将来的にプラスになる財産

将来的にマイナスになる財産

これらの財産については、将来的に生み出す又は使われるキャッシュや手間を見積もってみることが必要です。

それをある程度把握したうえで、相続財産の分け方を将来キャッシュの組み合わせで考えてみる。

「長持ちする相続」にするために必要な視点です。

まとめ

将来キャッシュの組み合わせで、相続財産の分け方を考えてみる。

これは「長持ちする相続」にするため、必要な視点・考え方として持っておいていただきたいことです。

ただ、本来は相続財産に本質的な良い・悪いはなく、キャッシュを生むか生まないかに、すべての価値がある訳ではありません。

プラスの財産・マイナスの財産と表現すると、それだけで良い・悪いのイメージがついてしまうので、もっと的確な表現がないかなと思案中です。

 

 

◉編集後記◉

昨日は、午前・午後とそれぞれ1件づつの訪問ミーティング。今日は祝日でお休み。お彼岸ですね。


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