住民税の計算方法:男のプライドを捨てさせれば住民税は安くなる

スクリーンショット 2015-10-23 6.33.01自分の年間の給与収入が220万以下、小さい(16歳未満の)お子さんが2人以上いるというサラリーマンの奥様は、年末調整前に見てください。住民税が安くなるかもしれません。※平成28年度住民税を想定しています。

住民税の計算方法

住民税が高いですか?住民税の計算方法には、あまり知られていないけれど、際立った特徴があります。

それは、「課税されない人がいる」ということ。

所得金額が一定金額以下であれば、住民税を課税されない人がいます。サラリーマンをはじめ、多くの方は、このことを知らない。というよりも知る機会がありません。

扶養親族がいる場合、前年中の所得金額が次の金額以下の人には、所得割(注1)が課税されません

350,000×(本人+扶養親族の人数)+320,000

(注1)住民税は所得割と均等割の2つで構成されています。話が複雑になるので、ここでは所得割=住民税だと思ってください。

住民税が安くなる具体例

年間の給与収入が2,200,000円の場合、給与所得控除後の所得金額(注2)は、1,360,000円です。

(注2)給与所得控除後の所得金額とは、給与収入から経費とみなされた一定金額をひいた金額のこと。この一定金額は、法律で決められています。この例では、給与収入が2,200,000円、経費とみなされた一定金額が840,000になります。

前述の計算方法で、2人いる小さい(16歳未満の)子どもさんの扶養をだんなさんのままにしておくと…

2,200,000−840,000=1,360,000

1,360,000>350,000(本人のみの場合320,000の加算なし)→住民税がかかる

奥さんにすると…

2,200,000−840,000=1,360,000

1,360,000≦350,000×(1+2)+320,000=1,370,000→住民税がかからない!

小さい(16歳未満の)子どもさんは、所得税で控除できる扶養親族にはなりません。つまり、だんなさんに扶養をつけておいて、税金上、得になることは何もない

だったら、奥さんの扶養にして住民税が課税されないようにしたほうがいいという訳です。

ちなみに、税金上の扶養親族にするかしないかは、扶養する人の収入や所得の多い少ないに関係なく、選択が認められています。

ただし、注意点あり

でもゴメンナサイ。注意点があるんです。

1.だんなさんの会社からの扶養手当・家族手当がもらえなくなる場合がある

だんなさんの扶養からはずしてしまうことで、会社からこれらの手当が支給されなくなる可能性があります。

2.児童手当が受けられなくなる場合がある

児童手当の支給には、所得制限があります。今回の例でいくと、だんなさんの年間の給料収入が900万程あると、この所得制限に引っかかって児童手当が支給されなくなる可能性があります。

まとめ

子どもは俺が扶養するんだという男のプライド。私は相当前からありませんので、扶養は全員奥さんにつけています^^;

「あれ?何かうちに当てはまってるんじゃない?」と思われた方。注意点もありますが、一度検討してみる価値があるかもしれません。

もし、上手くいってお金が浮いたら、子供とお出かけするために使ってくださいね。自分のことだけに使ったらダメですよ。

年末調整に関係することでは、あんな記事「おまけです:個人の生命保険契約が税金に与える影響」やこんな記事「子供がいなくても受けられます:寡婦控除の要件を確認しておきましょう」も書いています。

 

◉編集後記◉

うちの奥さんのおばあちゃんに
「マイナンバーゆうもんが、配られるらしいなあ」と言われました。
98歳なんですよ。凄いでしょ。

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