遺言書はひとりのものではない:遺言書はみんなでつくるもの

遺言書は、ひとりのものではありません。

遺言書

自分が亡くなった後の財産。

その財産の分け方には、

1.遺言によって分ける方法

2.話し合いによって分ける方法

の2つがあります。

このうち、財産の分け方について自分の意思をはっきり示すためには、
1の「遺言によって分ける方法」を選択し、遺言書を書く必要があります。

遺言書がある場合には、その内容がまずは優先されるからです。

公正証書遺言

さらに前述した遺言書

一般的な書き方には、

1.自筆証書遺言

2.公正証書遺言

3.秘密証書遺言

の3つがあり、
このうち最も有効だとされているのが、2の「公正証書遺言」です。

公正証書遺言の場合、
原本が公証人役場に保管されるため、その内容が保全されます。

きちんとした手続きを踏めば、
その遺言書が「有効だ」「無効だ」と後々争う必要がありません。

じゃあ、財産の分け方について
自分の意思をはっきり示したいなら、

遺言書を書く

それを公正証書遺言にする

こうしておけば、
その通りに分けられるから安心だ。

ということになるのですが、
実はそういう訳にもいきません。

遺言書通りの分け方に不満がある場合、
その相続にかかわる人(相続人)は、
自分が持っている権利(遺留分といいます)を主張することができます。

そうなると結局は争いになり、
その通りに分ける訳にはいかなくなります。

そのためにも、やはりこういった意識が必要です。

みんなでつくる

たとえ、

ひとりで決め

ひとりで書く

遺言書であったとしても、

みんなでつくる

という意識を持っておく。

相続については、自分が財産を残したい人のためにも、
あえてその他の人のことを考えなければいけない場面が出てきます。

相続にかかわる人全員のことを考えること

これは、避けて通ることができません。

まとめ

遺言書はひとりのものではなく、みんなでつくるもの。

いくら財産を残したい人がひとりであっても、
そのひとりのためにその他の人のことも考えておかなければいけないのが相続です。

せっかくの遺言書も「みんな」の意識がない遺言書は、
逆にトラブルの種にもなりかねません。

「ひとりで」でなく「みんなで」

全体を見る目が必要ですね。

 

 

◉編集後記◉

昨日は、小学生の租税教室3校のうちの1校目。とても活発に意見を出してくれた子供たちに助けられ楽しく授業ができました。


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