市場は存在するか:太陽光発電設備を中古取得・売却する場合の注意点

yjimage-1

太陽光発電設備の取得価額の即時償却は、平成27年3月31日までの取得をもって打ち切りとなりました。この優遇措置がなくなったため、取得ラッシュも少し落ち着いた感があります。

中古市場は意外とあるのでは

ここ数年で大量に取得された太陽光発電設備の中古市場の可能性は、個人的にはかなりあるのではないかと思っています。これからの固定価格の動向にもよりますが、設備自体が老朽化してくると発電率も落ちてきます。初期投資を回収したあたりで、売却を考えるという事業者の方も、出てくるのではないでしょうか。

金融商品・投資商品という見方

太陽光発電設備は、事業用資産というよりは、金融商品・投資商品という性格が強いのではないかと思っています。10年で初期投資を回収して、残りの10年でもうけを出す。シンプルにすればそのようなフローになっています。
この、10年で回収した後をどうするか。太陽光発電設備を、金融商品・投資商品だという見方をするならば、他者に売却して利益を出すというもうけかたもありです。

中古取得・売却する場合の注意点

取得する側の注意点としては、税制上の優遇措置は期待できないということです。特別償却などの優遇措置は、原則、新品取得が要件になっています。中古取得の場合、取得による税制メリットはないと考えたほうがいいでしょう。
売却する側の注意点としては、即時償却された太陽光発電設備は、簿価がゼロになっているということです。売却金額そのままが、もうけということになりますので、税負担が重くなります。
これはまた別の話になるのですが、中古取得する場合、時価での取得が原則です。この時価をどのように見積もるかというのは、どんな資産であってもそうですが、かなり困難です。これを正確に評価するというビジネスも出てくるかもしれません。

まとめ

現時点で太陽光発電設備の売却を考えられている事業者の方というのは、少ないと思います。また、設備を単独保有しているのではなく、工場などに併設している場合などは、最初から無理な話です。ただ、このような可能性もあることを考えて、動向を注視していく必要があるかなと思っています。


にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ