著しく低い価額とは?:時価の半額未満でない場合もある

著しく低い価額は、時価の半額未満と決まっている訳ではありません。

時価の半額未満

一般的に、

「著しく低い価額」=「時価の半額未満」

だと言われています。

これは、

・個人間の売買で出た損が認められない場合

・個人→法人の売買の場合

に適用される所得税の規定で、

「著しく低い価額」は「譲渡の時における価額の2分の1に満たない金額とする」

という規定があるからです。

ただ、

「著しく低い価額」=「時価の半額未満」

がすべてにおいて適用されるかというと、
そうでないところが税務の難解なところです。

贈与税には明確な規定がない

父親が1,000万円で買った土地を間もなく息子に500万円で売った。

時価を1,000万円だとすると時価の半額未満は4,999,999円

著しく低い価額とは言えない?のかもしれません。

ただ、この場合は、

父親が買った金額の1,000万円と息子が買った金額の500万円の差額

500万円は、「みなし贈与」として贈与税の課税の対象になるのが通常です。

これは、贈与税には、

著しく低い価額の明確な規定がない

ことが要因になっています。

個別の判断が必要

「著しく低い価額」=「時価の半額未満」は、
所得税の規定の一部分で、贈与税にマッチしたものではありません。

そうなると必要になるのが個別の判断です。

・社会通念

・判例

・事例

などから、

贈与税の(特に個別の事例における)著しく低い価額がいくらなのか。

探っていかなければいけません。

まとめ

著しく低い価額とは?

時価の半額未満がすべてに適用される訳ではなく、
個別の判断が必要になる場合があります。

税金のルールは難解で、

いくらならOKでいくらならNG

という決め方をしていないものがたくさんあります。

そこが面白いところとも言えるのですが^^;

 

 

◉編集後記◉

子供たちの学校は、昨日が入学式で今日から新学期が本格スタート。ほっとひと息です(^^)


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