路線価が定められていない地域:倍率地域の土地の評価方法と潜んでいる問題点

先日の記事平成29年分路線価図は7月3日に公開予定:その前に路線価図って何?の続きです。

倍率地域

先日の記事の中で

路線価が定められていない地域がある

という記述をしました。

路線価が定められていない地域

自分の居住地域の路線価図がない

という方は、

倍率地域(ばいりつちいき)

という地域にお住まいの方です。

その場合は、
「路線価図」ではなく「評価倍率表」というもので確認します。

国税庁HP❒の左下「路線価図」のバナーをクリック

日本地図が出てきますので自分の居住地域の都道府県を選択します。

この後、「路線価図」ではなく、「評価倍率表」のほうを選択

自分の居住地域を探します。

すると出てくるのがこういった表です。

【例】岡山市中区

そこで数字(赤枠で囲ってあるもの)によって表現されている地域。

こういった地域が倍率地域です。

ある意味正確である意味不正確

この倍率地域にある土地の評価額は、原則として

(算式)固定資産税評価額☓倍率

という算式で算出します。

土地に応じた倍率をかけるだけですので、計算はすごく簡単です。

宅地なら、固定資産税評価額に1.1をかけるといった具合ですね。

ただ、実はこの計算。

ある意味正確で、ある意味不正確な計算です。

そこには、こういった問題が潜んでいるからです。

固定資産税評価額そのもの

算式をもう一度確認してみましょう。

(算式)固定資産税評価額☓倍率

とても単純でわかりやすい算式ですが、
これには問題点があります。

それは、

固定資産税評価額にゆだねている部分が多い

ということ。

わかりやすい算式であるがゆえに、

固定資産税評価額そのものに
誤りもしくは過大評価があった場合はどうなるのか?

という問題点が残ります。

まとめ

路線価が定められていない地域は、倍率地域とされ、
この倍率地域にある土地の評価額は、
固定資産税評価額にその土地に応じた倍率をかけて計算します。

もちろん、
それぞれの土地の個性を考慮に入れて評価することもしなければいけません。

ただそれは、
固定資産税評価額に反映されているのでさほど考えなくてもいい
というのが、通説です。

固定資産税評価額にゆだねている部分が多いこの評価方法。

だとすれば、

固定資産税評価額そのものがその土地に合ったものになっているのか?

そういった検討からしていかなければいけません。

それゆえに、
ある意味正確で、ある意味不正確な計算だとも言えます。

 

 

◉編集後記◉

5月末にあるヒルクライムレース(自転車で坂道を登るレース)に勢いでエントリー。練習しなければ^^;


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