裁決事例を読んでみる:ロータリークラブの会費等は経費にできない

ロータリークラブの会費等は経費にできない(という裁決事例があります)。

裁決事例

一般的に、国税に関する法律に基づく処分に係る不服申立は、
国税不服審判所(国税庁の特別機関)に行います。

ここでいう裁決事例は、その国税不服審判所で出された判断で、
いわゆる裁判所で出される判決とは違ったものですが、一定の影響力があります。

とまあ、国税不服審判所や裁決については、このくらいにして、
大事なのは、そこで出てくる事例です。

税理士業務を行うにあたってとても参考になるもので、
事例のなかには面白い話もあったりします。

こんな話

ある司法書士の方(個人事業)が、
ロータリークラブの入会金と会費を事業の経費にしていました。

でも税務署は、
それを経費として認めてくれません。

そこで審判所に不服を申し立てた訳です。

司法書士側の主張は、

顧客の獲得につながるから経費でいいでしょ

税務署側の主張は、

クラブの活動自体は事業に関係ないからダメ〜

というものでした。

結果は

結果は…

ダメでした。

審判所も、

経費にはできない

という判断です。

内容としては、

クラブの活動は、司法書士の業務に

・直接関係するとはいえない

・業務の遂行上必要なものでもない

というものでした。

国税不服審判所HP:平成26年3月6日裁決❒

※この事例は、個人の事例です。法人の場合は、経費にできるというのが通例です。

まとめ

裁決事例を読んでみる。

ロータリークラブの会費等は経費にできない。

裁決は、あくまで裁決で、法律ではありません。

そのため、これが絶対かと言われると、
そういう訳ではないんですよねという答えになってしまうのが、
裁決のモヤモヤしてしまうところです。

ただ、一定の影響力があり、
その事例を無視することができないことは間違いありません。

実は、この裁決事例。

昨年(2016(平成28)年)も、
同じような裁決が出ています(裁決年月日2016(平成28)年7月19日)。

このときは、主張したのが弁護士の方で、
会費は同じロータリークラブの会費。

結果は同じく、経費にできないという判断でした。

 

 

◉編集後記◉

空模様を気にしながらの毎日。昨日は子供たちのサッカーがありましたが、やはり途中で降り出しました。


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