本当に変わらない?:保険の転換をするときの保険料の負担

9BD88DAC-916D-4B97-964B-6535D4486E59「現在の保障だと安心とはいえません。現在入っている保険を転換して保障の大きなものに変えませんか。負担は変わりませんよ」という話、保険のセールスの方からよく聞かれるのではないでしょうか。この保険料の負担、本当に変わらないのでしょうか。

保険の転換とは

保険の転換とは、保険契約の変更・更新のやり方の1つです。現在入っている保険の一部を解約し、その返戻金を利用して保障の大きい新しい保険に変更する。又は、現在入っている保険の積立金を利用し、保障がプラスになる新たな保険と組み合わせ、新しい保険に更新したりするパターンがあります。
いずれの場合も、毎月の保険料の負担は変わらずに、より大きな保障が受けられますというのを、うたい文句にしています。でも本当に、毎月の保険料の負担は変わらないのでしょうか。

保険料の負担は通常は増えている

保険会社では、保険の転換によって、毎月の保険料の負担が変わらないようにするための様々な工夫をしています。
例えば、死亡保険の保険金を減らす代わりに、転換でプラスする医療保険の保険料に充当するというもの。
具体的には、死亡保険金500万円を400万円に減らして、減らした100万円分をプラスする医療保険の保険料に充当し、毎月の保険料の負担を、転換前の負担と変わらないようにしたりします。
毎月の保険料の負担が変わらずに保障が増えますので、一見有利なように見えます。でも冷静に考えると、充当している減らした死亡保険金は、将来もらえる自分(相続人)のお金です。
自分のお金を充当しているのですから、本来の保険料の負担は、充当前の金額でみなければいけません。通常は、保険料の負担が増えているという場合が多いと思います。

保険の転換によるメリット

保険の転換の良くない点を先に出してしまいましたが、良いところもあります。
それは保険契約の内容が、新しくなるということ。当たり前のことですが、医療の発達は日進月歩です。過去の医療保険の契約内容では、それに遅れているものが多く保障が不十分になっているということがあります。
それが、保険の転換をして更新をかけることで、(表向きは)保険料の負担が変わらずに、最新の医療にあった保険契約の内容に書き換えることができるというメリットがあります。

そもそもの目的を考える

お金のことだけでいえば、医療保険の保険料を支払う分を貯蓄すれば、預金として残ります。掛け捨ての医療保険ならば、保険料として支払ってしまえば残りません。また、保険の転換をして医療保険をつけなくても、もっとシンプルな医療保険だけの保険が、安くあるかもしれません。
やはり保険の転換でも、保険料の負担を考える前に、医療保険に入るそもそもの目的を、再度検討しなければいけません。

まとめ

保険については、以前このような記事「実は高額商品です:保険に入る目的を意識していますか」にも書きました。保障内容や保険料の負担は気になるところですが、保険はその入る目的がやはり重要です。保険の転換時においても、今一度その目的を考えるようにしましょう。

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