個人事業主が「事業主借」で処理する場合の弱点を:ひとつだけ言う

弱点は強みにもできます。

経費の支払

事業の経費を支払うとき、

・事業用の現金

・事業用の預金

これらから支払った経費は、
現金(預金)の残高と帳簿の残高を
きちんと合わせている事業者の方なら、
それぞれの帳簿に記録として残ります。

でも、

すべてのものを

・事業用の現金

・事業用の預金

から支払うというのは、
簡単そうに思えて意外にできないものです。

例えば、

個人のカードで事業の経費を支払った場合

この場合は、

・個人の預金

からカードの代金が引き落とされますので、
事業用の現金や預金の帳簿に記録が残りません。

そのため、そんな時は
こういった項目(勘定科目)を使って処理をします。

事業主借

事業の経費を事業用の現金や預金から支払わずに、
個人の現金や預金から支払った。

事業主借は、
そういったときに便利に使える項目(勘定科目)です。

例えば、

事業用の消耗品648円を個人の現金で支払ったという場合

仕訳であらわすと、

経費(借方)は、「消耗品費648」ですが、
それをどこから支払ったか(貸方)表現するものがありません。

(借)【消耗品費】648(貸)【 ? 】648

そこで「事業主借」の登場です。

(借)【消耗品費】648(貸)【事業主借】648

個人の現金や預金から支払った=個人から借りて支払った=事業主借

となります。

弱点

このとても便利な「事業主借」

実は、弱点もあります。

それは、

どうしても記録(記憶)に残らないものが出てくる

ということ。

前述した

個人のカードで事業の経費を支払った場合

はまだましなほう。

・自動販売機などで小銭を使って買ったもの

・お祝い金や弔慰金

・確実に支払ったのに領収書やレシートをもらい忘れたもの

こういったものは、
記録にも記憶にも残りにくいものです。

弱点解消法

でも、この弱点。

解消できないものではありません。

解消する方法があります。

それが、

日々の経理を習慣にする

ということ。

少なくとも、

一週間から10日ごとの経理を習慣にする

ことです。

耳の痛い話かもしれませんが(^^)

記録(記憶)に残らないものが出てくる

なら、

記録(記憶)に残っているうちにやってしまおう

というのが基本です。

まとめ

個人事業主が「事業主借」で
処理する場合の弱点をひとつだけ言う。

個人の現金や預金から支払ったとき、
とても便利に使える「事業主借」

ただ、その弱点は、

どうしても記録(記憶)に残らないものが出てくる

ということです。

その弱点を解消するためには、

日々の経理を習慣にする

のが基本です。

そうすることによって
よりクリアな経理ができる。

弱点は、それを利用して
強みにすることもできます。

 

 

◉編集後記◉

洗濯物の中に潜んでいるカメムシ。今年はその数が半端ない。天気はいいのですが、外に干すのは諦めました^^;


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