不動産保有会社で相続税を節税:会社に相続税はないけれど相続はある

株主構成には注意です。

不動産保有会社を作る

相続税を節税する方法のひとつに

会社(法人)を設立して「不動産保有会社」を作る

という方法があります。

個人で所有している賃貸不動産を会社に譲渡し、
会社がその不動産を所有・管理・税務申告までしていくという方法です。

譲渡した賃貸不動産はもちろん、賃貸不動産による収益が会社に移転することで、
個人の財産の蓄積がなくなり、結果的に相続税を節税することができます。

また、こういったところも有利な点です。

会社(法人)に相続税はない

不動産保有会社を作ると、
不動産を所有しているのは会社です。

その会社が所有している財産に、
個人財産課税である相続税はかかりません。

つまり、

会社(法人)に相続税はない

ということになるのですが…。

だけど相続はある

会社(法人)に相続税はありません。

だけど、相続はあります。

会社は、株主の出資によって成り立っています。

よって、その出資の持分によって
会社に対する権利が発生する。

多くの場合、すぐに影響がある訳ではありません。

ただ、複数人で出資をすると、その出資の持分によっては、
不動産の共有状態と同じことが起こります。

共有状態。

つまり、

争いが起こる可能性を含んでいる

ということですね。

設立時の株主構成には、
よくよく注意しておく必要があります。

まとめ

不動産保有会社で相続税を節税。

会社に相続税はないけれど相続はある。

会社(法人)に相続税はありません。

だけど、相続はあります。

その対象になるのが出資の持分。

不動産保有会社の設立を考える場合は、
株主構成をよくよく検討しておく必要があります。

※不動産だけでなく会社(法人)も共有状態になることがあるという点を強調して記事にしています。実際には、個人の譲渡所得税、借地権課税、移転費用など「不動産保有会社」には他にも検討すべき課題がたくさんあります。

 

 

◉編集後記◉

天気予報には雪マーク。どんよりとした雲。そろそろ冬用タイヤの出番です。


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