簿記の基本を解説:逆仕訳(ぎゃくしわけ)ってどんな仕訳?

まさに「逆」の仕訳です。

逆仕訳(ぎゃくしわけ)

事業内容を数字で記録していく簿記。

特にこの時期(確定申告時期)は、

簿記ってちょっと苦手なんだよな〜

という声を聞くことがあります。

でも、ルールを憶えてしまえば、

パズルのように解けてしまうのも、

簿記の特徴のひとつです。

今回は、

逆仕訳(ぎゃくしわけ)

に絞って仕訳を解説してみています。

基本の仕訳と逆仕訳

まずは基本の仕訳から見ていきます。

100円の商品を売って、現金を100円受け取った。

借方(左) 現金100円 / 貸方(右) 売上100円

関連記事はこちらです。

2017(平成29)年分確定申告:複式簿記に迷ったら結果と原因で考える

この仕訳を逆仕訳にしてみます。

方法は、文字通り

まさに「逆」の仕訳です。


借方(左) 売上100円 / 貸方(右) 現金100円


これを仕訳の成り立ちで考えると、

現金が100円減ったという事実=結果

売上が100円減ったからという原因

に分けられます。

実際の取引の場面に当てはめると、

値引きや返品があった場合ですね。

逆仕訳をすることによって、

値引きや返品の取引を仕訳で表現することができました。

MEMO
売上という勘定科目をそのまま使うのではなく、売上値引・売上戻り(返品)という勘定科目を使って表現してもかまいません。

逆仕訳の使いどころ

逆仕訳は、

基本の仕訳をまさに「逆」にした仕訳。

それは簡単に理解できるとしても、

問題はその逆仕訳の使いどころです。

何パターンか見てみます。

【1】売上を値引きした・売った商品が返品された


借方(左) 売上100円 / 貸方(右) 現金100円


前述した通りです。

【2】仕入を値引きしてもらった・仕入れた商品を返品した


借方(左) 現金100円 / 貸方(右) 仕入100円


【1】の仕訳の仕入パターンです。

銀行手数料を差し引いて代金を支払った場合などにも使えます。

【3】個人分のお金を支払ってもらった(法人)


借方(左) 現金100円 / 貸方(右) 消耗品費100円


会社のお金で個人のものを買って、後から支払う場合などがこれに当たります。

借方(左) 消耗品費200円 / 貸方(右) 現金200円

という仕訳があることを前提に、そのうちの個人のもの(100円分)を会社に支払ってもらったという仕訳です。

【4】家事按分した(個人事業)


借方(左) 事業主貸100円 / 貸方(右) 通信費100円


事業のお金で支払っている電話料のうち、個人使用している部分を戻してやるという仕訳です。

こちらも、

借方(左) 通信費200円 / 貸方(右) 現金200円

という仕訳があるという前提です。

MEMO
事業主貸という勘定科目。実際には、個人(プライベート)のお金から事業にお金を支払ってもらうのがベストですが、個人と事業が一体になっている個人事業の場合、数が多くて手数がかかります。そんな時は、この事業主貸という勘定科目を使用して、個人分と事業分とを整理していきます。

まとめ

簿記の基本を解説。

逆仕訳(ぎゃくしわけ)ってどんな仕訳?

逆仕訳は、

基本の仕訳のまさに「逆」。

色々と使いどころがありますので、

マスターしておくと便利です。

 

 

◉編集後記◉

岡山県真庭市でも北部の蒜山地域へ。うーん雪のレベルが違う。今週は中頃にかけてがピークのようですが。


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