利便性について考えてみました:事業者がeLTAXを利用する場合

スクリーンショット 2015-09-08 8.17.05国の電子申告システムe-Taxは、個人の確定申告使用時の利便性をあげるなど、かなり使い勝手のよいものになってきました。その地方版であるeLTAXはどうでしょうか。一般の事業者が利用する視点で考えてみます。

eLTAXとは

eLTAX(エルタックス)とは、インターネットを利用して地方税の申告、地方税に関わる申請・届出ができる公的なシステムです。e-Tax(国税)の地方版と考えていただいたらわかりやすいかと思います。
e-Taxに比べてちょっとマイナーなeLTAXですが、事業者にとって使えるシステムになっているのでしょうか。

すぐに使えるようになった

以前は、利用届出(新規)をしても、手続き完了通知メールを受け取らなければ利用することができませんでした。この手続き完了通知メールは、自治体によっては2〜3日かかることもあり、時間が迫っているときはイライラしたものです。
現在は、この手続完了通知メールを待たずに、利用届出(新規)の提出後に画面表示される利用者IDと仮暗証番号で、すぐに利用することができるようになりました。

申告書の作成は

申告書のレイアウトイメージから申告データを作成します。申告データのひな型を編集することにより、申告データを作成していくという方法です。
国税との連動がとれていないため、法人税の申告書をにらみながらデータを直接入力していかなければいけません。作成に一定の知識が必要になってくるため、事業者で利用するには少しハードルが高いかもしれません。

給与関係の書類は

年末調整時の給与支払報告書、給与所得者異動届出、普通徴収から特別徴収への切替申請などが利用できます。市販のソフトウェアで作成したCSV形式のデータを取り込んで作成することもできます。
従業員さんがたくさんいて提出する給与支払報告書がたくさんある。従業員の出入りが恒常的にあり、異動届を郵送するのが面倒だ。という事業者の方は、利用してみるのもよいかもしれません。

その他の申請・届出は

その他の申請・届出についても、レイアウトイメージに直接入力して作成します。これについて良い点は、必須である記載箇所が提示してあるところです。
例えば、法人設立・設置届や異動届について、作成時に不明なところというのがどうしても出てきます。そんなとき、必須になっていなければ、空けておいてかまわないだろうという判断ができます。
ただ、このその他の申請・届出については、毎月提出する、たくさん提出するというものではありません。紙で提出すれば、十分である事業者も多いと思います。

まとめ

eLTAXの利用について、現状では給与関係の書類に、事業者の利便性があるかなと思います。ただ、そのための電子証明書を取得しなければならず、法人である場合は、発行手数料が年7,900円、それを格納するカードが年4万円程度など、やや高額です。
例えば、不動産登記を頻繁に行う、社会保険・労働保険関係手続もしたいなど(それぞれ利用するサイトが違います)他の手続と合わせて、電子証明書を利用するという場合などでしたら、価値が出てくるかもしれません。

こちらにも参加させてもらっています
にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ


にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ