たとえるとこうなります:青色申告と白色申告の記帳の違い

スクリーンショット 2015-09-16 6.55.43青色申告は節税効果があるけれど、その分手続きが難しいというのが一般の認識ではないでしょうか。では、どのくらい難しいのか。今回は特に記帳について、たとえ話から青色申告と白色申告の違いを見ていきます。

青色申告と白色申告の記帳の違い

青色申告は、白色申告よりも節税効果が高いといわれています。でも、その分記帳をきちんとしなければいけません。
青色申告の場合、正規の簿記の原則によって記帳を行わなければいけないことになっています(簡易簿記という考え方もありますが、わかりにくくなるのでここでは割愛します)。正規の簿記とは、資産・負債及び資本に影響を及ぼす一切の取引を正規の簿記の原則に従い、整然とかつ明瞭に記録し、その記録に基づき、貸借対照表及び損益計算書を作成しなければいけないとの規定に基づく記帳方法を称しています。わかりにくいですね〜。
白色申告の場合、売上・売上以外の収入、仕入・仕入以外の費用について整然とかつ明瞭に記録することになっています。

たとえるとこうなります

石を積む仕事をしています。今日も1日仕事を終え、現場監督に仕事の報告をしなければいけません。その時に、「今日は石を3個積みました」とだけ報告するのが白色申告。「今日は石を3個積みました。今までの分と合わせて10個積んであります」と報告するのが青色申告です。
経過だけでなく、結果を報告するというのが、青色申告と白色申告の大きな違いです。結果を報告できるように記帳をしておかなければいけません。

平成26年1月からの記帳・帳簿の保存制度

平成26年1月から白色申告の方でも、事業や不動産貸付業を行うすべての事業者に記帳と帳簿等の保存が義務付けられました(それまでは、前年または前々年の事業所得等の合計額が300万円を超えた場合のみ)。
また、所得税等の申告が必要ない場合でも、記帳と帳簿等の保存が必要になりますので、実質的にはすべての事業者が、記帳・帳簿の保存制度の対象となりました。

まとめ

白色申告でも、記帳と帳簿等の保存がすべての事業者に義務付けられました。では、どうせなら青色申告をとなるのですが、青色申告には記帳の壁があると言われています。
確かに、正規の簿記をきちんと理解するのは大変です。ただ、シンプルにすれば、経過(収支内訳書・損益計算書)に結果(貸借対照表)を足すだけです。結果というゴールをまずイメージする。そして、それに近づくには、どのような資料を用意すればいいか考えてみることから、始めてみてはいかがでしょうか。

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