基礎控除額引き下げの意外な影響:相続税の申告案内が簡略化しています

スクリーンショット 2015-09-21 6.15.32平成27年1月1日から相続税の基礎控除額が引き下げられました。相続税の申告が必要な人が大幅に増えると言われています。それにともなって相続税の申告案内にも変更があるようです。

相続税の申告案内とは

相続税の申告案内とは、税務署が相続税の申告が必要だと思われる人に対して、送付してくるものです。
申告案内には、①送付状②相続税申告の手引き③申告書用紙④納付書⑤土地等の評価明細書⑥相続税のチェックシート⑦相続についてのお尋ね⑧その他案内資料などの相続税の申告に必要な書類が一式入っています。

どのような基準で送付されてくるのか

相続税の申告案内は、すべての人に送られてくるわけではありません。税務署が独自の基準で判断して、申告が必要だと思われる人に対してだけ送ってきます。
この基準には、色々な要素があり、時代や経済環境と共に移り変わっていきますので、一概に言うことはできませんが、一般には、過去の相続税の申告状況、財産状況、所得税の申告状況などの税務署にある資料情報から判断して、送付されてきます。

必ず申告する必要があるのか

この申告案内が送られてきたからといって、必ず申告しなければいけないということではありません。検討した結果、申告が必要ないという場合もあります。その場合は、前述の⑦相続についてのお尋ねに必要事項を記載して、回答すればよいことになっています。

送ってこないからといって申告が必要ないという訳ではないので注意

どういうことかというと、相続税は所得税と同じ、あくまで自主申告です。自分で判断して必要があると思ったら、申告をしなければいけません。つまり、申告案内が送られてこない人でも、申告の必要があれば申告しなければいけない、ということです。

申告案内の変更の具体的な内容

この相続税の申告案内に変更がありました。対象者が多くなったため、費用面を考慮して、送付物を簡略化するというものです。送付するということ自体は変わらないのですが、前述の②から⑤が送付物からはずされました。
これらの代わりに「相続税のあらまし」というものが入り、必要なものは国税庁HPからダウンロードでの取得を求められています。

まとめ

相続税の申告案内は、大きな封筒に何だこれはというくらいボリュームがあるもので、送付物としてはかなり目立つものでした。今後は、小さな封筒で内容物も数枚のものが、送付されてくるかもしれません。他の郵便物と混ぜて廃棄してしまうことなどがないように、ご注意ください。

こちらにも参加させてもらっています
にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ


にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ