相続税申告のための資料収集:市町村にある集成図が使えます

05C64D53-CBE6-44EE-9FDC-07FC10F53E39相続税を申告するために、たくさんの資料を収集します。特に土地の権利関係の資料については、その量が膨大になることがあります。そんなとき、市町村に備え付けられている集成図という書類が、使えることもあります。

権利関係がはっきりしないとき

土地の権利関係がはっきりしないとこということがあります。現地調査をして、「この土地に隣接しているあの土地はどなたのですか」とお聞きすると、「えーとウチのだったか、本家のだったか、ありゃあそこは◯◯さんのか…」
亡くなられた人の土地ではないことはわかっているのですが、どういった経緯でその土地を所有することになったのか知るために、その周辺の土地についても権利関係をはっきりさせておきたい。
そんなとき、対象になる土地の履歴事項証明書(登記簿謄本)をとったりするのですが、その土地がたくさんの土地に隣接しているような場合、その隣接する土地すべての証明書をとるのは大変です。1筆600円で費用だってばかになりません。

集成図の請求・所有者の閲覧ができます

ここでいう集成図(地籍集成図・地番集成図ともいう)とは、市町村に備え付けられている土地の地番及び筆界が示された図面で、窓口に行けば誰でも請求することができます。
これを請求した後、所有者氏名の情報を閲覧させてもらいます。閲覧はできますが、写しをもらうことができませんので、地番だけある集成図に所有者を書き込んでいく作業を行います。
ただ、これは市町村によって取り扱いが異なっているようです。地番と所有者が記載されている集成図を請求できる市町村もあれば、閲覧しかできない市町村もあるようですので、それぞれの窓口で対応します。

これがあれば確認できる

この集成図があれば、履歴事項証明書を取りに行くことなく、周辺の土地の所有者を確認することができます。前述の通り、周辺の土地の権利関係をはっきりさせたいときに利用すると便利です。

注意点

この集成図は、土地の位置や形状を表したあくまで図面ですので、権利関係を証明する目的で使用することはできません。また、土地の登記に異動があった場合、修正が完了するまでに数ヶ月かかるようですので、直近に異動があったような場合には、注意が必要です。

まとめ

土地の権利関係を知りたいならば、まずは法務局へ。というのが通常なのですが、市町村にも、このように便利な書類が備え付けてあったりします。利用することでクライアントさんの負担を減らすことができるなら、どんどん利用したいものです。

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