知るコストの低下と専門家の価値

はじめてやってみること

やってみたけどわからなかったこと

そういったことに直面したときは

書籍を手に入れて読んでみる

窓口に問い合わせをする

その道の専門家に聞く

そういった解決方法が

ついひと昔前までは

その主だった手段でした

でも今はそのほとんどが

インターネットにある時代です

(税金の)専門家の私から見ても

そんなことまで書いてあるの〜?

ということもあり

知るためのコストは

低下の一途をたどっています

近頃は

とりあえずググってみるんで大丈夫です!

と言われることもしばしば

かなりのところまで自分で調べられていて

相談しなくてもいいんじゃ…

私の出番ありませんけど…

ということもよくあります

でもそれはそれで

それぞれがそれぞれで自走していただく

というのが

私の仕事の理想とするところですので

全く問題ありません

むしろそうやって

自分の視点や考え方を持っていただくことは

すごく大事なことだと考えています

ただ、それじゃあ

あなた(専門家)の価値って一体何なの?

という話にはなるのですが…

教えてほしいと言われたら

即座にその知識を披露できる

それが専門家の価値だと私は思っていません

いくら知っていることを伝えたとしても

それに価値があるかは

その時点ではわからないからです

価値というのは

時間とともに

状況の変化に合わせて

やってみてはじめて

表出してきます

知っていることを伝えるだけでなく

それを伝えたうえで

一緒に考えながら、もう一歩先に進む

それがハマって

次のステージに進めたときの

気持ちよさと言ったら!

その気持ちよさを共有できるのが

専門家の価値=私の仕事

というこの考え方は

開業当初から変わっていません

そしてそれは

これからもずっと

変わらない私のスタイルです